ボーイズグループASTROのメンバー、ユンサナが突然この世を去った同グループのムンビンさんを思い出した。
去る8月7日、韓国で放送されたSBS『その日の終わりのない物語』(原題)では、韓国初のニコチン殺人事件を扱った。
外食を終えて帰ってきた夫が眠りについたが、突然死亡し、解剖の結果、身体から多量のニコチンが検出された。妻が愛人と一緒に夫の殺害を共謀したことが捜査の結果、明らかになった。
タレントのチャン・ドヨンの“話相手”として出演したユンサナは、恐ろしい犯行と厚かましい容疑者たちの態度に激しい反応を示した。最後まで犯行を否認し、報道陣の前で怒る被害者の妻を見ながら呆れて言葉を失うなどした。1番近いところで起きた恐ろしい殺人にユンサナの表情は深刻になった。
番組の最後に、彼は「4月22日に被害者がそうなったようだが、自分が愛した人を同じ時期に見送ったことがある。被害者の残された同僚たちが、どれほど心を痛めたのか共感できると思う。今はそれでもあの世で叶えたい人生を送っていてほしい」と本音を吐露した。
ユンサナは2023年4月19日、突然亡くなったASTROのメンバー、ムンビンさんを思い出した。彼はムンビンさんとASTROの活動のほかにも、ユニットMOONBIN&SANHAとしても活動し、多くの時間をともにした。家族のようなメンバーと別れる痛みを知っているため、被害者の遺族と残った人々に共感したわけだ。
ユンサナは最近報道陣とのカムバックインタビューの場でも、「まだまだつらい。自分の人生でつらいことは当然たくさんあるだろうが、25年生きたなかで1番つらかったのがあのときだと思う。今も実は悲しくて寂しい。自分をここまで導いてくれたビンさんの色も溶け込んだアルバムだ」と感想を明らかにしたことがある。
(記事提供=OSEN)
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