ASTROのユンサナがソロカムバックに際し、突然この世を去ったメンバー・ムンビンさんについて言及した。
ユンサナは本日(7月15日)、ミニアルバム『CHAMELEON』をリリースする。
ソロデビューから11カ月ぶりとなる2枚目のミニアルバムで、周囲の環境に応じて体の色を変え、自らを新たな色で再解釈する“カメレオン”のように、多彩に変化する自身の音楽世界を表現した作品だ。
リリースに先立ち、7月3日、ユンサナはソウル・江南(カンナム)区のカフェにてアルバムや近況について語った。
ユンサナは「11カ月ぶりに2枚目のアルバムをリリースします」と切り出し、「11カ月という時間は長いようで短くもありますが、僕にとっては自分をより深く、しっかりとさせてくれた時間でした。ファンの皆さんの応援と、待っていてくれたことが、2ndアルバムを持って戻ってくる勇気になりました。たくさん聴いていただけたら嬉しいです」と語った。
この11カ月間にどんな変化があったのか。ユン・サナは「初めてソロファンコンサートを開いたり、ドラマに出演したりしました。“SANiGHT”という小劇場公演を通じて、メンタル面でも強くなったと思いますし、ASTROの4回目のコンサートもあって、メンバーそれぞれが個人としても成長できたと感じています。ヒョン(兄さん)たちが最近、個人活動をたくさんしていて、不思議な気持ちもありつつ、誇らしくもありました」と笑顔で振り返った。
なかでも、ファンからの「成長した」という声について、「“ムンビン&サナ”として活動していたときこそ、自分が成長できたと実感しています」と強調する。
「ムンビンヒョンと一緒に多くの公演をして全国を回っていた頃、すでにデビューから5年ほど経っていましたが、“ステージはこうやって楽しむものなんだな”と気づかせてもらいました。今こうしてソロとしてパフォーマンスをお見せできているのも、その頃の経験があったからこそだと思います」と語った。
2016年にASTROとしてデビューし、10年目を迎えたユンサナは、「一番幸せだった瞬間も、一番つらかった瞬間も、やっぱりASTROのメンバーと一緒にいたときです」と振り返る。
「一番印象に残っているのは、最近行った僕たちのコンサートです。海外のファンも含めて、たくさんの方が待っていてくださって、僕たちも一層練習に力が入りました。その応援の力を受け取って、無事に終えることができ、本当に感謝しています。日本でも韓国でも、誰一人ケガをすることなく、ヒョンたちが楽しそうにしている姿を見られて、それだけでもう十分幸せでした」と語った。
そして、「一番つらかったのは、やっぱりムンビンヒョンを見送ったときでした」と打ち明けた。
2023年4月19日、ASTROのメンバー・ムンビンさんが突然この世を去った。ユン・サナはASTROでの活動はもちろん、「ムンビン&サナ」というユニットとしても長い時間を共に過ごしてきた。
「いまでも正直、本当につらいです。人生にはつらいことがたくさんありますが、25年間生きてきた中で、あのときが一番つらかったと思います」と静かに明かした。
特に、「今も、実はとても寂しくて悲しいです。感情を無理に抑えるよりは、その感情と向き合いながら、ヒョンから学んだ人柄やパフォーマンスを、自分のアルバムや音楽、ステージに込めようと努力してきました。だから今回のアルバムは“ユン・サナのアルバム”であると同時に、僕をここまで導いてくれた“ムンビンヒョンの色”も込められた作品だと、慎重ながらもお伝えしたいです」と語った。
(記事提供=OSEN)
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