JYPエンターテインメント所属のグローバルガールズグループVCHAのアメリカ人メンバーKGが、事務所スタッフから虐待を受けたと主張し、専属契約解除の訴訟を提起した。
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12月8日、KGは自身のSNSで「特定のスタッフから虐待や不当な扱いを受けた後に下した決定です。この環境は私の精神的健康に適していないと感じました。私が離れたことに失望された方々には申し訳ない」と投稿した。
続けて、「私はこの決定を5月に下し、それ以来、契約終了を待っています。VCHAに残る大切な友人やメンバーたちを本当に心配しています」とし、「私は会社の莫大な負債を抱えることになり、個人的な生活に極度の制約をしながら、過酷な作業の対価として非常に少ない金額しか受け取っていません」と訴えた。
さらに、「私は、あるメンバーが自殺未遂をするに至った労働環境や生活環境を支持しません」と述べ、「摂食障害を引き起こし、メンバーたちが自傷行為をするような環境も支持しません」とも明かした。
そして、「過酷な作業やプライバシーに対する極端な制約にもかかわらず、ほとんど給与を受け取らずに莫大な負債を抱えてきました。私が受けた扱いについて誰かを非難するつもりはありませんが、これはK-POP業界に深く根付いた問題だと思います」と述べた。
また、「将来的にも音楽活動を続けていくつもりですが、このような環境では音楽活動をしたくありません。脱退という決定を通じて、K-POPシステムがアイドルや練習生を保護できる変化を生むことを望みます」と語った。
一方、JYPエンターテインメントはKGの主張に関して、「内容を直接送付したわけではないため、確認中です」という立場を明らかにしている。
さらに、「当該状況については代理人などを通じて意見交換を行ってきましたが、意見の相違があった側面があります。今後、手続きに従って進めていきます」と説明した。
JYPエンターテインメントは今年1月、ユニバーサル・ミュージック傘下のレーベル「リパブリック・レコード」と提携し、公開オーディションを通じて選ばれたガールズグループVCHAをデビューさせた。
◇VCHAとは？
J.Y.Parkが計画したK-POPの世界進出戦略「K-POP 3.0」プロジェクトの一環として、米リパブリック・レコードとJYPエンターテインメントによって行われたグローバルオーディション『A2K』から誕生した女性グループ。カミラ、レクシー、ケンドール、サバンナ、KG、ケイリーと最終順位上位6名で構成されており、デビュー当時の平均年齢は17.6歳。
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