KARAのパク・ギュリが証人として証言するため、裁判に出廷した。
パク・ギュリは7月16日、ソウル南部地裁で開かれたPICAプロジェクト代表ソン・ジャホらに対する詐欺容疑事件の公判に証人として出廷し、約3時間にわたって尋問を受けた。
ソン・ジャホは、2019年から2021年まで交際したパク・ギュリの元恋人だ。パク・ギュリはソン・ジャホが代表を務めるPICAPROJECTで1年間、キュレーターおよび広報責任者として働いたことがある。
パク・ギュリは「2020年初め、PICAプロジェクトはギャラリー事業を基盤として始まった。芸能人として仕事があまり多くなかった時期だった。美術が好きで、正当な美術展示と共同購入事業だと信じて仕事を始めた」と語った。
彼女は展示会を企画し、広報にも参加しながら約4067万ウォン(約400万円)の給与を受け取り、広報用の肖像権使用に関する契約書も締結していたという。
その後、ソン・ジャホがPICAコイン(仮想通貨)事業を始めた際、パク・ギュリはピカコインの最高広報責任者(CCO)兼アドバイザーとして名を連ねることになった。
彼女は「仮想資産についてはまったく知識がなかったし、PICAトークンのホワイトペーパーに自分の写真が載るのも望んでいなかった」と告白。「違法なコイン事業に参加したことも、利益を得たこともない。コインの入出金に関しても、ほとんどはソン(・ジャホ)氏の依頼により、入金してすぐに返金・送金しただけで、コインによって収益を得たことはない」と釈明した。
また2021年4月、自身が保有していたビットコインを売却してPICAトークンに6000万ウォン(約600万円)を投資したが、上場廃止によって全額損失を被ったことも明かした。
ソン・ジャホは2023年7月、「特定経済犯罪加重処罰法違反(詐欺)」および背任、業務妨害、資本市場法違反などの容疑で起訴・拘束された。確保していない美術品への投資を募り、仮想資産(PICAコイン)の価格を操作した疑いが持たれている。
「清潭洞の株長者」と呼ばれたイ・ヒジン兄弟も関与しており、彼らが流用した金額は総額339億ウォン(約34億円)、被害者は約1万4000人に達すると拘束令状に記載された。
この事件に関連してパク・ギュリは、検察の参考人調査を受けたこともある。参考人調査後、パク・ギュリは「別れてからどれだけ経ったと思ってるのか…。すべてがうんざりだ。いつになったら抜け出せるのだろう」と苦しい心境を吐露した。
◇パク・ギュリ プロフィール
1988年5月21日生まれ。1995年に子役としてデビューし、2007年にKARAのメンバーとして本格的に音楽活動をスタートさせた。女優に転向した2016年からは、ドラマ『蒋英実』『恋の花が咲きました』、映画『2つの恋愛』『サヨナラの伝え方』『Beautiful Food』『Revive by TOKYO24』などで安定的な演技を披露しながら女優としてのキャリアを積んでいる。
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