WINNERソン・ミノがラッパーとしてカムバック。「ずっと夢だった」【インタビュー】

2018年12月02日 K-POP

「はじめは『昭陽江の乙女』のアイディアはなかった。ソン・ミノというラッパーに対して新鮮さを感じてほしくてトロット(韓国演歌)を取り入れたのだけど、そのときにヤン・ヒョンソク代表PDが『昭陽江の乙女』を提案してくれた。

実際にやってみると良い調和がとれて、メッセージ性もマッチしていた。バラエティ番組の『新西遊記』(tvN)出演したとき、MCのカン・ホドンさんとイ・スグンさんに聴かせたところ、2人とも踊り出すほどに気に入ってくれた。幅広い年齢層に好まれるとてもいいアイディアだと思った」

世間の人々に浸透しやすい『FIANCÉ』とは対照的に、WINNERとしてはなかなか披露することがためらわれるような内容の歌詞も打ち出している。

「多様な曲を作りたかったし、ヒップホップとラップを奏でる立場としては、ラッパーが持つストレートな気持ちも込めたかった。『AGREE』のような曲は特に、ラッパーとアイドルの間で生まれる葛藤の中、ラッパーとしてストレスを受ける部分を率直に表現した」

(写真提供=YGエンターテインメント)

2014年にWINNERとしてデビューしたソン・ミノはその後『SHOW ME THE MONEY シーズン4』で準優勝し、ラッパーとしての実力を証明した。

「ヒップホップ音楽のトレンドが変わっていくなかで、僕自身もずいぶん変わった。音楽に対する接し方や声のトーン、歌詞の書き方など、大きく成長できた。今回のアルバムにWINNERのメンバーは参加していない。アイドルグループのメンバーであるソン・ミノと、個人としてのソン・ミノを区別しているからだ」

ソン・ミノは韓国のバラエティ番組『新西遊記』でも人一倍の存在感を見せ、反響を呼んでいる。

「『新西遊記』の出演が大好評で、知名度もかなり上がった。ありがたいことだけど、歌手としての僕が見せたい姿とはかけ離れていたから、アルバム制作の際には葛藤もあった。先輩のウン・ジウォンさんに相談すると、『バラエティで披露する姿は人間のソン・ミノ、音楽を奏でるのは別のソン・ミノだ』と言ってくれて、“なるほど”と思った。

『新西遊記』では楽しく遊んで、音楽活動をするときはストレートに自分の音楽を披露すれば、たくさんの人たちが僕のことをわかってくれると思っている」

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