公務員試験受験者→K-POPアイドル。チャン・デヒョンが語る苦労と努力【インタビュー】

2018年11月29日 話題

「アイドルを夢見たことはない。だけど、実際にやってみるとアイドルとしての欲が出てくる」

韓国のオーディション番組『プロデュース101』(Mnet)のシーズン2に出演し、プロジェクトグループRAINZとして活動してきたチャン・デヒョン。最近、独り立ちをした彼には「矢印(→)」が付きまとう。

ほかのアイドルとは違う、異質な経歴を持つからだ。

チャン・デヒョンは、K-POPアイドルの中で唯一の「土木技能士」出身だ。

高校時代にコンクリート技士、測量士、ワープロなど数々の資格を取得し、卒業後は会社に勤めていた。その間、9級土木公務員の試験にも挑戦している。

そんなある日、ソウル弘大(ホンデ)で趣味の路上ライブを行っていたところを芸能プロダクションの代表にスカウトされた。約6カ月という短い練習生期間を経て『プロデュース101』シーズン2に出演し、アイドルグループRAINZのメンバーとしてデビューしている。

彼は「ファンが僕のことを書き込むとき、とりわけ矢印(→)を多用する」と笑う。

成人して社会を経験してから練習生になるのは、極めて珍しい事例だ。

「中高生のときに、アイドルにならないかと言われたことはあったけど、断った。希望していた職業ではなかったから。やりたくないというよりは、芸能人になりたいと思ったことがなかった。アイドルになるためには多額の費用が必要だと思ったので、女手一つで育ててくれた母親に負担をかけたくなかった」

公務員試験の準備をしていた時期についても振り返った。

「1年間会社に勤めながら稼いだお金で、9級土木公務員試験の勉強をしたけど、夢だけでは厳しかった。28歳ぐらいには8級公務員になれる思っていたけど、1度試験に落ちた(笑)。もちろん、落ちたからアイドルに転向したわけではない」

社会での経験については、自身の長所だと話る。

「上司や偉い人への接し方を学んだ。だから、社会では難しさを感じない」

おとなしそうな外見とは裏腹に、強いメンタルを持っているチャン・デヒョン。RAINZのデビュー前には、2カ月で15キロの減量に成功している。

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