BLACKPINKのジェニーが、母親との深い絆を語り、胸に迫る思いを明かした。
ジェニーは5月7日に放送されたtvNのバラエティ番組『ユ・クイズ ON THE BLOCK』に出演し、ニュージーランドへの留学時代から、最近大きな話題を呼んだコーチェラでのパフォーマンスに至るまで、様々なエピソードを語った。
この日、ジェニーは10歳のときにニュージーランドに留学することになった経緯を明かした。現地では一人でホームステイ生活を送っていたというジェニーは、「大人になってからよく話すのだが、母はただ広い世界で育ってほしかったという思いだったのだと思う」と語った。
さらに、「子どもは言葉を学ばなければならないでしょう? 最初の2カ月くらいは母が一緒にいた。でも2カ月一緒に過ごしてから、母が韓国に帰国して電話をかけてきたとき、私は遊ばなきゃならないから電話しないでって言ったらしい。私自身、小さいころからわかっていたのだと思う。韓国にいたら、いっぱい勉強しなきゃならない気がして」と笑いを誘った。
ニュージーランドでの留学生活が自分に合っていたというジェニーは、「学校に行って1時間勉強したら、2時間は遊ばせてくれるし、料理を習ったり、美術をやったり、自然体験学習にもたくさん行った。私は子どもの頃から走り回ったり、草の上で転げ回ったりするのが好きだった。これ以上、合う場所なんてないと思った。最初は英語ができなかったけれど、6カ月で全部覚えた。生きるために」と振り返った。
過去に、自分の原動力は母と語っていたジェニーは、この日も母への深い愛情を惜しみなく語った。
以前、コーチェラのステージで『Starlight』を歌いながら「オンマ(母)、愛してる!」と叫んで涙ぐんだ姿が話題となったが、その場面について「本当は約束していた。泣かないって。最後の曲だったが、母が見てると思ったら“グワァン…”ってなってしまった。あの映像だけは見られない。自分が泣き叫んでるのが恥ずかしくて」と話した。
また、「私はただオンマを誇らしくさせたかった」という歌詞を書いた理由について、「私がしている仕事は華やかに見えて、表に出ることが多いけど、実際は本当に大変で、一人で悩んで自責して、プレッシャーに押し潰されそうになって『どうしよう』と思ったとき、『私の夢ってなんだろう? 何をしたくてこれをやってるんだろう?』って考えたときに、ただ母と仲良く平和に暮らして、母にとって誇れる娘になろうとしているんだ、私は何かを追いかける理由はないんだと再確認させてくれる瞬間になって、軽くその気持ちを入れた」と語った。
当時、客席でステージを見守っていたジェニーの母も、ジェニーの友人たちの腕の中で涙を流す姿が捉えられた。ジェニーは「その映像で初めて知った。私がすごくかわいそうに見えたのかも」としつつも、「私は母がはしゃいでくれると思ったが、『よく頑張ったね、よく頑張ったね』って言いながら写真を撮って、そのまま帰ってしまった。次の予定があったみたいで」と笑った。
母はどんな人なのかという質問に、ジェニーは「母は自分のことを話さないでって言ってた。そうでなくても、私が“オンマ、愛してる”と意図せず言って、多くの人が見るようになった。すごく美しく仕上がってしまった。私たちは本当に普通の母娘なのに、大きな関心をいただいたから、“今日はジェニーの話だけしておいで”って言われた」と答えた。
なお、ジェニーは7月にBLACKPINKとして完全体でカムバック予定だ。7月5日と6日の2日間、韓国の高陽(コヤン)総合運動場メインスタジアムを皮切りに「BLACKPINK 2025 WORLD TOUR」のスタートを切る。
その後、アメリカのロサンゼルス、シカゴ、トロント、ニューヨーク、フランス・パリ、イタリア・ミラノ、スペイン・バルセロナ、イギリス・ロンドン、日本・東京の計10地域をめぐる予定だ。
(記事提供=OSEN)
◇ジェニー プロフィール
1996年1月16日生まれ。2016年にBLACKPINKのメンバーとしてデビュー。グループ内ではメインラッパーとサブボーカルを担当。2018年に『SOLO』でソロデビューを果たす。同曲のミュージックビデオの再生回数は4億回を超えた。ファッションブランド「シャネル」のビューティーアンバサダーとしても活躍。どんなアイテムも難なく着こなし、「存在そのものがブランド」と呼ばれるほど圧倒的な存在感を放っている。2023年12月、個人事務所「ODD ATELIER(OA)」を設立した。
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