韓国芸能界から再び悲しい知らせが届いた。しかも相次いで2件だ。
まず、1990年代に活動したテクノユニット「E.O.S」の元メンバー、カン・リンさんが亡くなった状態で発見された。
韓国メディア『ファイナンシャルニュース』が8月3日までに報じたところによると、カン・リンさんは7月31日、ソウル汝矣島(ヨイド)にあるホテルの一室で亡くなった状態で発見されたという。享年58歳。
警察の調べによると、他殺の疑いはない。
1967年生まれのカン・リンさんは、韓国の大手芸能プロデューサーであるキム・グァンス代表が手がけた3人組グループ「E.O.S」の元メンバーだ。当時はボーカルのキム・ヒョンジュン、ギターのコ・ソギョンとともに、カン・リンさんはキーボード担当として活動した。
カン・リンさんはE.O.S脱退後の1995年、新たに「Lynn O&X(リノックス)」というグループを結成して活動した。
韓国ではまだ馴染みの薄かったユーロテクノを取り入れた音楽スタイルで注目を集めたミュージシャンの突然の死は、多くの人に驚きを与えた。
さらに8月4日、多彩なキャラクターを演じて愛された俳優のソン・ヨンギュさんが遺体で発見された。
ソン・ヨンギュさんは8月4日午前8時ごろ、京畿道・龍仁(ヨンイン)市のタウンハウス内の車内で発見された。享年55歳。
1994年に子ども向けミュージカルで正式デビューし、特に観客動員数1600万人を記録した映画『エクストリーム・ジョブ』で“チェ班長”役を務め、強い印象を残して多くの支持を集めた。
また、ドラマ『ストーブリーグ』ではナムグン・ミンが演じたペク・スンスのライバル球団のGMオ・サフン役を務め、深い印象を残した。以降も『ナルコの神』『カジノ』などの話題作に助演として出演した。
ソン・ヨンギュさんは7月25日、6月に飲酒運転の疑いで警察に摘発され、不拘束のまま送致されていたことが、明るみになった。
その影響で、放送中だったドラマ『TRY~僕たちは奇跡になる~』と『アイショッピング』(原題)の出演部分が最大限カットされることとなり、演劇『恋におちたシェイクスピア』も即座に降板することになった。
ソン・ヨンギュさんの側近は、本サイトの提携メディア『OSEN』の取材に対し、「ソン・ヨンギュさんは今回の(飲酒運転)事件以外にも、もともとストレスを多く抱えていた。プライベートな問題も含めて、出演作が減るなど悪循環が続いていたようだ」と証言した。
まだ50代のスターの悲報が次々と届けられ、ファンをはじめ多くの人々が少なくない衝撃を受けている。
【相談窓口】
一般社団法人日本いのちの電話連盟(電話、メール相談可能)
TEL:0570-783-556=ナビダイヤル 午前10時から午後10時まで
■突然この世を去ったソン・ヨンギュさん、妻子と別居・事業失敗・飲酒運転で「ストレス」か
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