キム・セロンさんに関するストーキング犯罪が一部で認定されたと報じられるなか、渦中のユーチューバーA氏が真っ向から否定し、反論を展開している。
3月31日、キム・セロンさんの遺族と連絡を取り合っている韓国芸能人自殺予防協会のクォン・ヨンチャン所長は、現地メディア『CBSノーカットニュース』の取材を通じて、「A氏のストーキング犯罪が認められ、裁判所から仮処分命令(暫定措置)が出された」と明かした。これにより、A氏は今後3カ月間、キム・セロンさんおよび遺族に関する配信を行うことが禁じられたという。
キム・セロンさんの遺族側は、以前からA氏が故人に関するデマを含んだ動画を投稿し、名誉を毀損したとして告訴。しかし、その後も故人の私生活に関する暴露動画が続いたため、3月27日にはストーキング処罰法違反で再びA氏を告訴し、あわせて仮処分の申請を行っていた。
仮処分決定の報道を受け、A氏は自身のYouTubeチャンネルのコミュニティに反論文を掲載。「今回の措置は、私に対するストーキングの罪が認定されたり、虚偽事実が確定した結果によるものではない。捜査機関もその点は明確にしている」と主張した。
また、「今回の告訴を含め、私はこれまで一度も捜査機関から正式な取り調べを受けていない。今後の捜査で事実関係が明らかになるだろう」としたうえで、「社会的関心が高い事件であるため、あくまで一時的な措置として仮処分が出されたと理解している」と釈明した。
さらに、「キム・セロンさんに関する私の配信は嘘に基づいたものではなく、今回の仮処分とは関係がないと確認している。真実を明らかにするための配信は引き続き行えるという意味だ」と説明し、「この仮処分に対しては異議申し立てを検討している。なぜ、ここまでして私の口を塞ごうとするのか。誰かが恐れている“真実”を必ず明らかにしたい」と強い口調で語った。
これに対し、遺族側の法的代理人である法律事務所ブユのプ・ジソク弁護士は、今月17日にソウル警察庁へと出向き、A氏に対する正式な告訴状を提出したと明かしている。プ弁護士によると、故人がキム・スヒョンとの写真をSNSに投稿した背景には「生前に受けた苦痛と孤独があった」とし、「その行動をA氏は“自作自演”、“注目狙いの演出”などと決めつけ、故人を異常な人物として描いた」と説明。そのため、遺族は名誉毀損およびストーキング罪での告訴を決断したと述べている。
一方のA氏は、「私が持っている証拠資料で自ら潔白を証明するつもりだ」と主張。「もし私に法的責任があるとすれば、逃れるつもりはない。しかし、今は公にできない証拠も存在しており、それらを捜査機関に提出して誤った事実関係を正したい」との考えを示している。
なお同日16時30分からキム・スヒョンは緊急記者会見を実施。涙ながらに未成年のキム・セロンさんとは交際していないと、改めて否定した。
(記事提供=OSEN)
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