2000年代の開始とともに、日本に沸き起こった韓流ブーム。ドラマで火が付いた人気はやがてK-POP人気へとつながり、今では10代たちも熱狂する“第3次韓流ブーム”が起きている。
気になるのは、かつて人気だった“あの人”たちのその後だ。
彼ら彼女らは今、どうしているのだろうか。
シリーズでお届けする意欲企画。今回は『オールイン』や韓流時代劇のヒット作『朱蒙(チュモン)』で主役を食うほどの存在感を放った俳優ホ・ジュノの現在を紹介する。
イ・ビョンホン主演で2004年にはNHK総合チャンネルで放映されたドラマ『オールイン』と、2007年に日本の地上波でも放映されてロングランヒットとなった韓流時代劇『朱蒙』。
【あの人は今】日本で大成功したユンソナはその後どうしているのか
この2作品で主人公に負けないほどの存在感を放っていたのが、俳優ホ・ジュノだ。『オールイン』ではイ・ビョンホン演じる主人公イナの義兄弟でギャンブラーのジョング役を演じ、『朱蒙』ではソン・イルグク演じる主人公チュモンの実父ヘモスを演じた。
ホ・ジュノは、そのほかにもペ・ヨンジュン主演のドラマ『ホテリアー』にも登場するなど、日本で大ヒットした韓流ドラマに出演してきたので、その顔と名前を覚えているファンも多いことだろう。日本で単独コンサートを開くこともあったほどだ。
韓国でも屈指の名わき役に数えられるホ・ジュノは、その後もドラマや映画で活躍中だ。その出演作を挙げれば枚挙に暇がないほどである。
最近ではNetflixオリジナルシリーズ『キングダム』シリーズに出演。『キングダム』では、チュ・ジフン演じるゾンビと戦う世子(セジャ=王子)イ・チォンの師匠であるアニョン大観を演じ、重みのある演技を披露している。
特に『キングダム』シーズン2でのラストシーンは強烈。シナリオを執筆した脚本家のキム・ウニも、「彼らしい最期は何かと悩んだ。尊敬される人物だが、犠牲がないなら真実を知らせるのが難しいと思った。あの(最期の)シーンを書くときにすごく悩ましかったが、彼らしい最期になったと思う」と語っているほどだ。
次回作として、韓国の映画チャンネルOCNで今年下半期放映予定のドラマ『彼らがいた』への出演も決まったホ・ジュノ。その新作でも重みのある存在感を放ってくれるに違いない。
前へ
次へ