2月に亡くなったキム・セロンさんとの問題が浮上している俳優キム・スヒョン。
彼が昨年1月、ソウル市城東区(ソンドング)の超高級マンション「ギャラリア・フォレ」の3戸目を購入していた事実が再び注目を集めている。
購入額は約170億ウォン(約17億円)で、現在の不動産市場価格では最大300億ウォン(約30億円)に達するとされる。この巨額の資産運用を考えると、もし3戸のマンションではなく分散投資をしていた場合、キム・セロンさんに対する7億ウォン(約7000万円)の返済要求は不要だったのではないかという指摘も出ている。
キム・スヒョンは2023年1月、城東区聖水洞(ソンスドン)にある「ギャラリア・フォレ」の専有面積297㎡(約90坪)のペントハウスを88億ウォン(約8億9000万円)で購入。これに対し、48億4000万ウォン(約4億9000万円)の抵当権を設定しており、物件価格の半分以上をローンで賄ったとみられる。
2013年10月、同じギャラリア・フォレ内の専有面積297㎡のペントハウスを40億200万ウォン(約4億700万円)で購入していたキム・スヒョン。さらに2014年10月には、231㎡(約70坪)の部屋を30億2000万ウォン(約3億700万円)で購入している。現在、ギャラリア・フォレの市場価格は坪(約3.3㎡)あたり1億ウォン(約1000万円)前後であることから、彼が保有する3戸の資産価値は250億~300億ウォン(約25億~30億円)に達する見込みだ。
ギャラリア・フォレは2011年に竣工した高級マンションで、地下7階~地上45階建ての2棟に230世帯が入居している。ソウル市内でも屈指の高級住宅地に位置し、漢江ビューと隣接するソウルの森を望むことができる。現在、女優ハン・イェスル、歌手イン・スニなどの著名人が居住しているとされ、かつてはBIGBANGのG-DRAGONも住んでいたが、すでに別のマンションへ移ったと伝えられている。
ただし、同じマンション内で3戸を所有していることで、将来的に売却する際の譲渡所得税の重課を避けることは難しくなる。不動産関係者によると、「わざわざ高額なマンションを3戸も所有する理由は不明だ。むしろビルや定期預金、株式などに分散投資したほうが合理的だ。適切な節税対策を講じていれば、少なくとも10億ウォン(約1億円)以上は節税できたはずだ」と指摘している。
この点を踏まえ、キム・スヒョンが故キム・セロンさんに対して7億ウォン(約7000万円)の返済を求めたことについて「厳しすぎる」との批判も浮上。彼はギャラリア・フォレの3戸目を購入した直後の2023年3月、キム・セロンさんに7億ウォンの全額返済を求める内容証明を送っていた。
遺族が公開したキム・セロンさんのメッセージによると、彼女はキム・スヒョンに「払わないつもりではなく、今すぐ7億ウォンを用意するのは本当に無理なの。やらないんじゃなくて、できないの。でも、絶対に訴訟までやらなければならないの?お願いだから助けてほしい。時間をください」と懇願していた。しかし、キム・スヒョンはこのメッセージに返信しなかったという。
内容証明に記された7億ウォンは、キム・セロンさんが飲酒運転事故を起こす直前まで撮影していたNetflixドラマ『ブラッドハウンド』の制作会社「スタジオN」が請求した損害賠償金とされる。当初、賠償額は70億ウォン(約7億円)に達していたものの、最終的に7億ウォンに減額。しかし、仕事を失ったキム・セロンさんにとって、この金額をすぐに支払うのは困難だったとみられる。
キム・スヒョンへの批判の声、今後の対応は?
キム・スヒョンのマンション購入とキム・セロンさんへの7億ウォン請求の関連性は明確ではないものの、タイミングの近さが注目されている。「巨額の不動産投資をしながらも、7億ウォンの猶予を与えなかったのか」という世論の声が高まっている。一方で、契約上の義務を果たすための請求であり、個人的な感情とは無関係という見方もある。
今回の問題に関し、キム・スヒョンや所属事務所「ゴールドメダリスト」が今後どのような対応を取るのか、さらなる注目が集まっている。
◇キム・スヒョン プロフィール
1988年2月16日生まれ。2011年に放送されたペ・ヨンジュン企画のドラマ『ドリームハイ』(KBS)で一躍人気を集めた。日本でも大ヒットしたドラマ『星から来たあなた』で演技力が高く評価され、アジア各国で不動の人気を誇っている。内向的な性格を心配した母親から演劇を勧められたことをきっかけに、俳優を志すようになった。
■【写真流出】キム・スヒョン、未成年のキム・セロンさんにキス
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