女優イ・ジア(46)の父親が350億ウォン(約36億円)の土地をめぐって法的に争っている。
2月19日午前、イ・ジアの所属事務所BHエンターテインメント関係者は、本サイト提携メディア『OSEN』に「現在、詳しい内容を確認中」と明らかにした。続けて「イ・ジア氏の父親に関する便りに接し、所属事務所次元の公式的な返事の可否を議論中である状況。俳優本人のことではないだけにご了承願う」と説明した。
同日、韓国メディア『THE FACT』はイ・ジア(本名キム・ジア)の祖父キム・スンフンさんが「親日派」に分類された人物で、彼が残した350億ウォン相当の土地をめぐって子供たちの間で法的紛争が発生したと報道した。これによると、イ・ジアの父であるキム氏は兄弟の末っ子で、遺産である土地の転売過程で兄と姉の印鑑を使って委任状を偽造したという疑惑を受けている。
報道で、イ・ジアのいとこであるA氏は、キム・スンフンさんが残した京畿道(キョンギド)安養市(アニャンシ)万安区(マナンク)石水洞(ソクスドン)一帯の土地が当初、軍の基地として収容されたが、徴発財産整理に関する特別法第20条により国防部がキム・スンフンさんの子供たちにまず転売権を付与したと伝えた。
これに対しキム・スンフンの子供たちは開発事業を推進しようとしたが、すでに169億ウォン(約17億円)相当の根抵当権が設定された契約書が作成され、委任者としてイ・ジアの父親であるキム氏の印鑑が押されていたと。しかし、キム氏の兄弟は、キム氏を代表に委任したことはないと主張している。
また、契約についても2019年5月に土地に競売申請が入ってきた後に、これを認知したという立場だ。
キム氏の兄弟は私文書偽造などの疑惑でキム氏を告訴したが、警察で2回にわたり不送致という結果が出ており、その後検察でも補完捜査を経て「嫌疑なし」となった。A氏側は裁判所に裁定申請をし、法的に戦い続けるという意志を示している。
これと共にA氏側は、イ・ジアの父親であるキム氏が過去に私文書偽造および詐欺などで3回の懲役刑を受け、300万ウォン(約31万円)の罰金刑を出したことがあると主張した。ただし、キム氏は「適法な手続きで受け取った印鑑と証明書を使って委任されたのが正しい。調査まで全て受けた結果なのに、なぜそうするのか分からない」と伝え、私文書偽造疑惑に対しても「姉が指示して進めた」と反論した。
2024年、イ・ジアはドラマ『『ラブソリューション ~愛の解決策、教えます~』で主演を務め、キム・ゴウンとともにトーク番組『主に二人でTHE WAYS OF TASTING』(原題、全4話)で活躍した。
女優として活発に活動中のイ・ジアに被害がないことを願うばかりだ。
(記事提供=OSEN)
◇イ・ジア プロフィール
1978年8月6日生まれ。活動初期は1981年2月2日生まれとしていた。2007年に大ヒットドラマ『太王神四記』のヒロイン役で女優デビュー。このドラマをきっかけに当時ペ・ヨンジュンも所属したBOFに移籍。2011年3月には俳優チョン・ウソンとの熱愛が報じられるも、同年4月に歌手のソ・テジと夫婦関係であったことが判明する。イ・ジア本人もこの事実を認め、一時は窮地に立たされるも、2016年5月にBHエンターテインメント移籍以降は復活。『マイ・ディア・ミスター~私のおじさん~』(2018)では主人公の妻を演じ、ドラマ『ペントハウス』シリーズ(2020~2021)ではシム・スリョン役として主演を務め、好評を博した。
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