薬物使用を繰り返し、拘置所でも薬物を服用した韓国人ラッパーが獄中から新曲をリリースした。
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ユン・ビョンホは1月31日、新シングル『Already』をリリースした。所属事務所FTWインディペンデンスレコードによると、内容はユン・ビョンホが拘束前に作業した音源だという。
事務所は新曲について、「現在の難しい状況のなかでも、創作に対する情熱を失わなかった。今回のシングルは、彼の誠実さと情熱が込められた作品だ」と説明した。
ユン・ビョンホが獄中でも音楽制作を止めず、家族にコレクトコールで電話をし、自身が書いたバースを録音するようお願いした。その音声を基に、新たな音源を準備したという。
ユン・ビョンホは2000年4月27日生まれの24歳。高校時代に出演したHIPHOPサバイバル番組『高等ラッパー』で注目を集め、2018年4月に1st EP『Bipolar In Ma Neck』でデビューした。
ただ、2022年7月に仁川(インチョン)市の自宅で大麻、メタンフェタミン(ヒロポン)を服用した容疑で起訴され、一審で懲役4年の実刑判決を受けた。さらには同年8月17日から26日にかけて、仁川拘置所で向精神薬を投薬した疑いで起訴された。
このほかにも、去る2019年11月から翌2020年4月にかけてフェンタニルを買収し、2022年6月にメタンフェタミンを購入した疑惑で再度摘発。追加で起訴がなされ、懲役2年6カ月を追加で宣告された。
そして最近では、今年1月18日に拘置所での薬物使用をめぐる控訴審で懲役8カ月、執行猶予2年を言い渡され、40時間の麻薬犯罪再犯予防講義受講も命令されていた。
ちなみに、ユン・ビョンホは去る2021年12月にとあるYouTubeコンテンツに出演した際、薬物の副作用を告白。
「中学生の時からたくさんの薬物の中毒になっていたが、今はすべて辞めて回復中だ」「僕もここに出演していることがすごく恥ずかしい。だけど、誰かは公に出て話さなければならないのではないかと思った」などと話していた。
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