「教育」と称して知人をバットで殴打…奇行多数の韓国ラッパーが29歳でこの世を去って4年

2025年01月25日 話題

ラッパーのIRON(本名チョン・ホンチョル)さんがこの世を去ってから、4年が経過した。

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IRONさんは2021年1月25日午前、ソウル中区(チュング)に位置するマンションの花壇で、血を流した状態で発見された。警備員が警察に通報して病院に運ばれたが、そのまま息を引き取った。享年29歳。

彼は2014年に放送されたHIPHOPサバイバル番組『SHOW ME THE MONEY』シーズン3(Mnet)に出演し、準優勝に輝いた。個性的なラップスキルとクールなビジュアルで注目を集めると、IRONさんは2015年3月に『blu』をリリースして活動を開始した。

しかし、その後、IRONさんはラッパーとしてよりも、トラブルメーカーとして世間に広く知れ渡ることとなる。

IRONさん
(写真提供=OSEN)IRONさん

まず2016年3月に大麻を喫煙した疑いで警察に立件された。麻薬類管理に関する法律違反などで起訴され、本来であれば活動を自粛すべきだったが、その3カ月後の6月に新曲を発表したことで批判を浴びた。

大麻容疑で裁判にかけられたIRONさんは、同年11月の1審で懲役8カ月、執行猶予2年を言い渡されている。

また2017年3月には、元恋人Aさんに対する傷害と脅迫の疑惑で裁判に。当時、IRONさんはAさんの顔を殴って凶器で自分の太ももを刺し、「お前が刺したので警察に話す」と脅迫していたという。その裁判でIRONさんは懲役8カ月、執行猶予2年、80時間の社会奉仕を宣告され、翌年11月に刑が確定した。

2020年9月にはSNSには、「最初のアルバムを発売して4年という期間、私は自分の人生をたくさん振り返る時間を持った。痛くて、悔しくて、腹が立って、悲しくて、その最後には自分自身があった。責任を負わなければならない、自分でした選択があった。自分が“粋”だと思った多くのことが社会に通用しない、自分だけの生半可な正義だったという悟りと、今後どのような心構えでどのように歩み続けていくべきかに対する悩みなど、私という人間はバカのように感じてみて、経験してみてこそ、何が正しくて間違っているかを悟るようだ」という文章を残した。

ただ、またしてもトラブルを起こしてしまう。同年12月、音楽を教えていた高校生、ルームメートのBさんを野球のバットで暴行した疑い(特殊傷害)で警察に逮捕されたことが判明。IRONさんは「教育のつもりだった」と釈明したが、非難は続いた。

そんなIRONさんが亡くなったのは、特殊傷害容疑で調査を受けている最中のことだった。そのため事件は「公訴権なし」で終結している。

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