NewJeansはもう“NewJeans”として活動できない?韓国弁護士の指摘「グループ名を変えなければ」

2024年12月09日 話題 #NewJeans

所属事務所ADORとの専属契約解除を宣言したガールズグループNewJeansに対し、韓国の弁護士が「NewJeansというグループ名を“返却”しなければならない」と指摘した。

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12月6日、法務法人Law & Moreの代表弁護士を務めるイ・ジフン氏はYouTubeチャンネル「知ってる弁護士」に「NewJeansは権力だ」というタイトルの動画を公開した。

「知ってる弁護士」は2018年に開設されたイ弁護士によるYouTubeチャンネルで、現在まで登録者数約39万人を記録している。

弁護士が主張するNewJeansの「法的リスク」

動画内で、イ弁護士はNewJeansの活動の見通しを「活動をするのであれば、NewJeansとしてではなく、名前から変えなければならない。名前を使用してはダメだ。今、NewJeansが主張しているのは契約に基づいて正当に解除を知らせたことだ。となれば、契約書にある著作権、名前に対する商標、知的財産権は当然、ADORにある」と分析した。

続けて、「そうなると、NewJeansという名前は返却しなければならない。最低限でも一貫しなければならない。(グループ名を)使用したら損害賠償責任が発生し得る。(ただし)法的訴訟を通じて名前を取り戻すという意味にも理解できる」とし、「芸能活動ができるかどうかも契約書を見なければならない。そうしてこそリスクが少なくなる」と伝えた。

また、NewJeansの契約解除の主張に対しても、「どのような行動が芸能活動を妨害したのかに対する解釈が定まっていないため、(現時点では)解除されたとは見難い。その芸能活動を妨害したということが、NewJeansが内容証明として要求した6つの是正事項だったとすれば、私の考えではそれによって芸能活動が妨害したと判断し、契約を解除するほどに至ったと見ることは難しい。まるで(専属契約)解除がなされたかのように主張するが、私の視点ではそうではない」と話した。

さらに、NewJeansが「違約金を払うつもりはまったくない」と主張したことに対して、イ弁護士は「支払わなければならない。支払う必要がある状況を作っておいて“出すつもりがない”と言ってしまうと、社会的に受け入れられることは難しい」とし、「1ウォンも支払いたくはないだろうが、支払わないといけないと思う。これがNewJeansの法的リスクになる」と指摘していた。

NewJeans
(写真提供=OSEN)NewJeans

これに先立ち、NewJeansは去る11月28日の緊急記者会見で、29日0時をもってADORとの専属契約を解除することを宣言した。

すると、ADORは12月5日、ソウル中央地裁に同月3日付でNewJeansとの専属契約が有効に存続している点を確認する訴訟を提起したことを発表。「所属アーティストとの問題が法的判断を通じて解決されることを望まなかったが、会社とアーティスト間の専属契約が一方の主張だけで軽く解除されるものではないという点を、アーティストはもちろん、さまざまな利害当事者に確認する必要があると判断し、避けられない決定を下した」と伝えた。

ADORの訴訟提起に対し、NewJeansは6日に発表した声明文で「所属アーティストを保護する義務さえしっかりと履行できず、数回にわたって契約事項を違反したADORとHYBEに対する信頼はすでに崩れた。専属契約書に明示されているように、ADOR、HYBEとともに働かなければならない理由はもう存在しない。専属契約には、ADORが契約上の義務を履行しない場合、私たちが契約を解除できるという条項が明確に記載されている」と遺憾を表明している。

また、NewJeansは7日に仁川(インチョン)のインスパイアアリーナで開催されたYOASOBIのアジアツアー韓国公演「YOASOBI ASIA TOUR 2024-2025 “超現実 cho-genjitsu” IN SEOUL」にゲスト出演した際、自分たちの口から一度も「NewJeans」というグループ名を発さず。

登場時の挨拶で「みんなで挨拶しましょうか?アンニョンハセヨ(こんにちは)!」とだけ伝えたほか、一人ひとりの自己紹介時もグループ名を省略していた。

(記事提供=OSEN)

◇NewJeans プロフィール

2022年7月22日にミュージックビデオを公開しながら電撃デビューした5人組ガールズグループ。2004年生まれのミンジとハニ、2005年生まれのダニエル、2006年生まれのヘリン、2008年生まれのヘインで構成された。デビューアルバム『New Jeans』の発売と同時にライジングアーティストとして急浮上。デビュー曲『Attention』と『Hype Boy』が韓国Melonの「TOP 100」チャートで1、2位を記録した初のガールズグループとなった。またK-POPグループで初めてデビュー曲(『Attention』)がSpotifyの「ウィークリートップソング・アメリカ」にチャートインした。

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