俳優ソン・ガンホが、韓国で初めてバレーボールを題材にした映画に出演した感想を伝えた。
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10月28日、ソン・ガンホはソウル・龍山(ヨンサン)区のCGV龍山アイパークモールで行われた映画『1勝』(原題)の制作発表会に参加した。
ソン・ガンホは、「撮影から長い時間を経て公開されることになった。楽しみだ」とし、「『1勝』という映画を観客にお披露目することができ、わくわくしている」と明らかにした。
『1勝』では、どん底の日々を過ごしている元バレーボール選手の監督ウジン(演者ソン・ガンホ)が、解散直前のプロ女子バレーボールチーム「ピンクストーム」の監督を務めることになるなかで起きるさまざまな出来事が描かれた。
また、新しいオーナーのチョン・ウォン(演者パク・ジョンミン)が登場し、「1度でも1勝すれば、賞金20億ウォン(約2億2000万円)をあげる」という大胆な約束をしたことが観客の関心を集める見通しだ。
ソン・ガンホは、「さまざまな作品を見ていると、シリアスで我々の人生に大きく響く作品も多い。ただ、それだけでなく、人生で小さな1勝を見つけていく過程は素朴だが、意味がある」と話した。
続けて、「バレーボールの試合を通して表現されるが、我々の人生の1勝だ。このような軽快な物語が映画になれば、意味があると思った」と述べた。
本作は2020~2021年に撮影された。ソン・ガンホは、「当時は『パラサイト 半地下の家族』(のプロモーション)がすべて終わる頃だった」と振り返った。
加えて、「これまで演じてきた人物と作品の傾向が異なっていた。観客が勇気づけられ、幸せになれる作品はどうだろうかと惹かれた。明るい映画に出てみたかった。パク・ジョンミン、チャン・ユンジュなど、良い俳優が出演するという話を聞いて、個性の強い作品を作ろうとなった」と出演のきっかけを伝えた。
人生そのものとバレーボール選手人生の両方に失敗したウジンの物語も、ポイントになる見通しだ。ソン・ガンホは「キム・ウジンは元バレーボール選手であり監督だが、成功よりは挫折をたくさん経験した人物」とし、「勇気をなくし、自暴自棄になっていたところ、変わり者のオーナーの提案に乗ることになった」と説明した。
「1勝=20億」という提案を聞いたウジンについて、ソン・ガンホは「初めは欲をあまり出していなかったが、だんだん出すようになる」と語った。
続けて、「チームはウジンと同じだ。選手たちは勇気を失って挫折を経験し、希望を持っていない様子だった。そのような選手を見て、スポーツマンシップが生まれ、たくさん試行錯誤をする。時間が経つにつれ、力を合わせていく人物だ」と話した。
実際にプロ女子バレーボールの試合を観戦し、映画にも監督の特徴を溶け込ませた。ソン・ガンホは、「もともとバレーボールが好きだ。シーズン中だから生中継も見る。選手をたくさん見たので、親しみやすい。監督の姿もたくさん観察した。特定の人をモデルにしたというより、雰囲気を参考にした」と明らかにした。
共演した俳優への賞賛も続いた。ソン・ガンホは、「パク・ジョンミンは『BLEAK NIGHT 番人』から大ファンだった。前から一緒に演技してみたかった」とし、「チャン・ユンジュは『ベテラン』を通じて個性と魅力が見えた。ラグビーボールのような魅力の持ち主」と褒め称えた。
『1勝』にはバレーボール界の関係者も出演した。ソン・ガンホは、「キム・セジン監督、シン・ジンシン監督、解説のアン・ユミなど、関係者が率先して出演してくれた。バレーボール映画に対する愛情で力を合わせた」とし、「少しでも力になりたいと協力してくれたことがありがたい」と感謝を表した。
今後については、「俳優として観客にさまざまな挑戦をする姿を見せたい」とし、「興行の面で評価されるほかに、絶え間ない挑戦をする姿を見せることが重要だと考える」と述べた。
『1勝』が持つメッセージについても指摘した。ソン・ガンホは「1勝が重要なのではない。それが100勝になり、1000勝になる。自分だけの1勝が必要だ」と語った。
加えて、「バレーボールというスポーツを通じて軽快に描いたが、生きていく上で自分だけの1勝を見つけることになるだろう。映画を観ながら、あのように自分が好きなもので1度は勝つことができると思うようになるだろう」と明らかにした。
なお、映画『1勝』は韓国で12月に公開予定だ。
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