韓国“タレント医師”が業務上過失致死の疑いで追加告訴された。自身が運営する病院で患者の死亡事故が起きたためだ。
10月21日、現地メディア『ハンギョレ』の報道によると、ヤン・ジェウンが院長を務めるWジン病院に入院するも、隔離・強迫の末に亡くなったAさんの遺族が、ヤン・ジェウンを業務上過失致死の疑いで追加告訴したという。遺族はこれまで、主治医、看護師、看護助手に対してのみ遺棄致死・業務上過失致死の疑いを主張してきた。
遺族は告訴後の補充意見書を通じて、国立科学捜査研究院の解剖で検出された死因の「急性仮性腸閉塞」に関して、ヤン・ジェウンの病院で投与された薬物が原因の可能性があると主張している。
また、遺族は被害者と同じ病院に入院していた別の患者の「被害者が続いて119番通報をしてほしいと要請したが、医療スタッフに無視された」という証言を基に、被害者の救急搬送要請が黙殺されたとも主張している。
併せて、被害者の母親は9月にヤン・ジェウンがあるインタビューで明かしていた死因の「フェンテルミン(食用抑制剤)中毒」は虚偽だとも反論。解剖の結果、血液から当該成分は検出されなかった。
これらに関してヤン・ジェウンの弁護人は、「フェンテルミンが検出されなかった理由は、Aさんが病院に入院する前に服用したためであり、Aさんが病院で見せた異常行動もフェンテルミン中毒のためと推定されるという意味だ」と述べている。
なお、Wジン病院では今年5月、30代女性のAさんがダイエット薬中毒治療のために入院し、17日後に死亡するという事故が発生した。この事実は死亡から2カ月後の7月に明らかになった。
発覚当時、ヤン・ジェウンは「入院中に発生した事件に関して、私と全医療スタッフは惨憺たる心情を隠すことができない。故人と、家族を失い悲しみに陥っている遺族の方々に心より謝罪する」と発表したが、遺族は医療スタッフを遺棄致死罪で刑事告訴し、国家人権委員会に陳情を提出。警察は代表院長と職員を医療法違反で立件し、捜査を進めている。
ヤン・ジェウンはこの事件により、9月に予定されていたガールズグループEXIDのメンバーで恋人のハニとの結婚を延期している。
(記事提供=OSEN)
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