歌手ユンナ(36)のヒット曲『Event Horizon』が韓国の高校の国語教科書に掲載される。
これまでK-POPの曲が音楽の教科書に掲載されたことはあったが、国語の教科書に掲載されるのは異例のことだ。
ユンナの所属事務所C9エンターテインメントは最近、「ユンナのヒット曲『Event Horizon』の歌詞の一部が、来年の『チョンジェ教育:高等教科書2022改訂版 共通国語1・2』に文学の文章として掲載される」と明らかにした。
その教科書ではユンナの『Event Horizon』が、16世紀前半の文化人ファン・ジニの古典詩歌『冬至月の長い夜を』と共に収録された。男女間の愛と別れをどう解釈し、話者がどのような態度を取ったのか、2つの作品を比較する内容だ。
『Event Horizon』は、ユンナが2022年3月にリリースした6thフルアルバムのリパッケージアルバムのタイトル曲。リリースの3カ月後から人気に火が付き、その年の年末まで大きな人気を集めた。韓国最大の音楽配信サイト「Melon」の年間チャートでも5位に入った。
物理学の百科事典によると、「Event horizon」(日本語では「事象の地平線」)は、一般相対性理論において、観察者と相互作用できない時空の境界面を指す。強力な重力によって光さえも脱出できないブラックホールの境界面を「事象の地平線」と呼ぶ。
なおユンナは日本でも活動し、アニメ『BLEACH』のエンディングテーマソング『ほうき星』を歌ったことでも知られる。
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