“未成年への性暴行犯”に居場所はない?声高に「公平性」訴える韓国歌手の荒唐無稽さ

2024年08月27日 話題

性犯罪者として実刑を受けた歌手のコ・ヨンウクが、ユーチューブから“永久追放”された。

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コ・ヨンウクのYouTubeチャンネル「Go!ヨンウクGoDogDays」は、去る18日に突然閉鎖された。理由は、ガイドライン内の「ユーチューブコミュニティ保護」項目だった。

ここには、「ユーチューブプラットフォーム内外でクリエイターの行為がユーチューブユーザー、コミュニティ、職員やユーチューブの生態系に害を及ぼす場合、ユーチューブはコミュニティを保護するための措置を取ることができる」と書かれている。

コ・ヨンウクは2010年7月から2012年12月まで、自身の住居や乗用車などで未成年者3人に4回にわたって性暴行を加えた疑惑で拘束起訴され、2013年に未成年者への性暴行およびセクハラ容疑で懲役2年6カ月の実刑、5年の身元情報公開・告知、3年の位置追跡電子装置(電子足輪)付着などを宣告された。

出所から5年が経った2020年11月、インスタグラムアカウントを開設して復帰を試みたコ・ヨンウク。しかし、性犯罪者という理由で2日後に閉鎖され、復帰が不発に終わった。

「法の処罰をすべて受けた」ら終わりなのか

コ・ヨンウク
(写真提供=OSEN)コ・ヨンウク

そして今年8月のユーチューブでの復帰は成功したかに見えた。開設から15日後にアップロードされた初の映像は再生回数30万を突破し、これに弾みをつけて上げた7つのショート動画も話題を集めた。愛犬と一緒に過ごす日常に多くの関心が集まったが、否定的な反応が大勢だった。

特に、コ・ヨンウクがチャンネル開設時に伝えた言葉も話題を集めた。彼の「恥ずかしい人生を送った。家で愚痴をこぼしながらむちゃくちゃに老いているようで、無気力な日常から抜け出すためにとりとめもなく始めてみる」という開設理由は共感されず、テレビ復帰が難しいのでユーチューブで復帰するのではないかという指摘を受けた。

結局、18日という短命で終わったコ・ヨンウクのユーチューバー生活。「有害なコンテンツを載せたわけでもないのに、前科者という理由だけでユーチューブに無い規定を一個人にだけ適用させることができるのか。法の処罰は全て終えたが、誰かはできて誰はできない、果たしてこれが公平性と言えるのか」と悔しさを訴えた。

このような訴えも虚しく、ユーチューブの対応は一貫している。ユーチューブはあるメディアを通じて、「ユーチューブプラットフォームの外でコミュニティに害を及ぼす行動を禁止するクリエイターの責任に関するガイドラインにより、コ・ヨンウクのチャンネルを閉鎖した」として、「当該アップローダーはこれ以上、ほかのチャンネルを所有したり開設することはできない」と明らかにした。

コ・ヨンウクは、「法の処罰をすべて受けた」として復帰を試みたが、大衆の許しを得られないまま先走ったことで世間からは歓迎されなかった。それでも、彼は自身を応援してくれた数少ないネットユーザーに、「短い時間だったが、溢れる愛を送ってくれた皆さんに感謝し、その心を忘れません」と話した。

様々なプラットフォームから追放を突きつけられているコ・ヨンウク。芸能以外の仕事という選択肢はないのだろうか。

(記事提供=OSEN)

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