地方に対する侮辱発言で炎上した韓国のユーチューバーが、“被害者”の地方とのコラボ動画を上げることがわかった。
【画像】「川の水まで汚物だ」韓国ユーチューバーの地方侮辱発言
YouTubeチャンネル「Psick Univ」では8月20日、「こんにちは、英陽郡守(ヨンヤン・グンス)です」というタイトルの動画が公開された。
動画の冒頭には、慶尚北道(キョンサンブクト)英陽郡のオ・ドチャン郡守(郡長)が登場。「先日の水害当時、Psick Univの現物寄付で多くの助けを受けました。郡民を代表して感謝の言葉を申し上げます」と、「Psick Univ」に感謝の言葉を伝えた。
そして、「このほかにも、Psick Univで英陽郡の発展と広報を助けようと努力していることも知っています。今回、公式的に英陽郡の観光名所案内と代表的な祭りである“英陽唐辛子ホットフェスティバル”の広報を提案します。Psick Univらしく、面白く有益な英陽郡の広報を期待しています」とし、「Psick Univのさらなる繁盛と発展を願っています。ありがとうございます」と明らかにした。
オ・ドチャン郡守のコメントの後には、「Psick Univ」のメンバーたちが白樺林やトゥドゥル村など、英陽郡の名所を訪問する動画が流れた。
また、「英陽唐辛子ホットフェスティバル」の広報コンテンツの編成表も公開。20日を皮切りに、29~31日に開催されるフェスティバルまで、毎日新しいコンテンツを公開することを明らかにした。
これに先立ち、「Psick Univ」は今年5月、「慶尚道で最も小さな都市・英陽に来た」というタイトルで、英陽郡を訪問した動画を公開。
すると、英陽郡の地名を見て「中国ではないか」と発言したかと思えば、現地の飲食店を酷評するなど、次々と侮辱発言をして物議を醸した。当時はオ・ドチャン郡守も不快感をあらわにした。
結局、「Psick Univ」は公開から1週間後に問題の動画を非公開に。「地域に及ぼす否定的な影響力について深く熟考できなかった」と謝罪していた。
その後も、ガールズグループIVE・ウォニョンとのコラボ動画のサムネイル画像で「PSICK」の文字が一部隠れ、「F○○K」を連想させるとし、セクハラ疑惑で再び炎上。この間、元々約318万人だった登録者が30万人近く減少するなど、大きく人気を落としていた。
ただ今回、侮辱発言の“被害者”である英陽郡とのコラボによって、墜落したイメージを回復する見通しだ。救護物品の寄付やフェスティバルでの協業など、誠実な姿が多くの人々の共感を得るようになったのだ。
ちなみに、前出の動画「こんにちは、英陽郡守です」のコメント欄には、「1400万605個の“場合の数”からただ一つ、生き残る方法を探したPsick Univ」「これが本当に“危機をチャンスに”だ」「口だけ謝るのではなく、行動で見せるのが本物の謝罪と対処だ」といったコメントが寄せられていた。
今回のコラボに際して、「Psick Univ」は英陽郡のコラボロゴも公開するなど、協業に対する真剣さも明らかにしている。それだけに、今後の英陽郡とのコラボ動画がどのような内容となっているのか、彼らの動向に注目が集まっている。
■【画像】韓国人ユーチューバー、日本の水飲んで「福島の味」発言
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