歌手BoAが、韓国のバラエティ番組を通じて日本活動当時を赤裸々に語った。
【韓流スターあの人は今】紅白歌合戦の常連だったBoAはどこで何をしているのか
BoAは、去る2月26日に放送された韓国地上波SBSのトークバラエティ『イ・ドンウクはトークがしたいから』の最終回に出演。同番組の最後のゲストとして登場したBoAは、デビュー20周年を振り返るトークでスタジオを沸かせただけでなく、メインMCである俳優イ・ドンウクとのデュエットステージまで披露した。
この日の放送で、BoAは“振り付けの習得力”について言及。「ダンサーさんたちは半日~1日前に先に始めていて、私は4時間ほど練習すればダンサーさんたちと合わせることができる。音楽を聴き続けて振り付けを見ると、完成したステージの光景も見えてくる」と説明し、「踊るときもステージにいるときも、自分のなかで映像が浮かぶことがある。練習中に鏡を通して見た自分の姿だ」と人一倍のセンスを感じさせた。
さらにBoAは、日本で活動を行っていた当時の失態も告白。
「日本でのショーケースをめちゃくちゃにしてしまった。ダンスも歌も上手くやりたいのに、息切れがひどくて準備不足を実感した。それからステージが怖くなった」
初めて経験した日本のステージは、BoAにとって想像以上に過酷なものだったという。しかし、そんなことで挫けるBoAではなかった。
「その後、事務所に2週間休暇が欲しいと言ってトレーニングを受けた。ひたすらに練習室を走りながら歌った」とし、確かな実力をつけることで“ステージ恐怖症”を克服したと明かした。BoAの成長エピソードに、スタジオからは驚きの声が上がった。
2002年に日本でリリースされた『Listen to My Heart』でオリコンチャート1位を獲得したBoA。この記録は本人にとって大きなターニングポイントだったそうだ。「日本シングルでいい記録を出せなくて、これが最後と思って出したのが『Listen to My Heart』だった」と当時を振り返り、生々しい記憶を語った。
「レコーディングを終えてすぐに韓国で検定試験を準備していたのだけど、いきなり“オリコン3位を記録した、早く日本に来なさい”と連絡が来た。結果的に『Listen to My Heart』のアルバムは100万枚の売り上げを記録して、オリコンチャート1位になった。自分でもとても不思議だった」
トーク後のステージでは、イ・ドンウクとのデュエットを披露。映画『ラ・ラ・ランド』の主題歌『City Of Stars』を歌い、甘美なボーカルで“アジアの歌姫”の名に恥じない姿を見せた。
来る8月にデビュー20周年を迎えるBoAは、その実績を生かしてオーディション番組の審査員をこなすなどして多方面に活躍している。
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