牧師の親が信徒から20億ウォンを騙し取った例まで…親の詐欺行為で苦しむ韓国スターたち

2023年02月07日 話題

「子供がいないのが幸運だ」という言葉が韓国にはあるが、彼らにとっては逆だろう。

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親の詐欺行為のせいで隠したかった家族史を強制的に公開しなければならず、しかも責任まで負わなければならなかった。

女性デュオDAVICHIのカン・ミンギョンは2月6日、父と兄が不動産詐欺疑惑で訴えられたというニュースが伝えられ、議論に包まれた。

親の犯罪で苦労するスターたち

カン・ミンギョンは事実関係が違うとし、名誉毀損の疑いで告訴すると主張したが、最近問題となった“やりがい搾取”議論に続き、父と兄の詐欺疑惑まで加わり、大衆の反応は冷ややかだ。

(写真提供=OSEN)カン・ミンギョン

2月6日、投資家のパク氏ら19人が「カン・ミンギョンの父親と実兄が不動産開発会社を共に運営しながら、2017年9月頃に開発計画が明確でない京畿道・坡州(パジュ)文智里(ムンジリ)所在の林野を2年以内に開発すると騙し、計12億ウォン(約1億2000万円)の不動産開発契約を締結したが守らなかった」という内容の告訴状を、2月2日に釜山蓮堤警察署に提出したと知らせた。

告訴人らは釜山所在の競売学院院長であるハン氏を通じて、カン・ミンギョンの実兄の所有と知られた林野を1坪当り40万ウォン(約4万円)で投資する契約を結んだが、その土地は不動産開発契約がされて6年が過ぎた現在まで、何の開発も進行されていない。

その過程で競売学院院長のハン氏が詐欺容疑で拘束されると、投資家たちはカン・ミンギョンの父親に契約を履行するよう抗議した。これに対してカン・ミンギョンの父親は、「(投資金の買い戻しなどについて口頭約束をしたのは)約束ではなく、私が様々なアイデアを出しながら出た話だった。開発がまったくされていない土地というのも話にならない。その土地に道も作り、様々な許認可を進めている」と主張した。

父親は告訴人5人を相手に名誉毀損の疑いで告訴した状態だ。

それについてカン・ミンギョンの所属事務所WAKEONE側は、「カン・ミンギョンさんは満18歳でデビューしてから、数回にわたって父親のかんばしくない金銭問題を経験した。これによって大きく苦しんできたカン・ミンギョンさんは、父親との往来を断ち切り、一度も父親の事業に関与したことがない。それにもかかわらず、被害者に対する道義的な責任を果たすために、父親の債務を返済したことがある」と明らかにした。

続けて「カン・ミンギョンさんは芸能人としての活動と、現在代表者として登録された(株) Avie muah以外の投資、および開発を含むいかなる事業にも関与していないことを申し上げる。今回の事件もカン・ミンギョンさんはまったく知らなかった。カン・ミンギョンさんとは無関係な事件であることを明らかにする」と付け加えた。

ラッパーのMicrodot(本名シン・ジェホ)は、両親の詐欺行為が一歩遅れて明らかになって議論に包まれた。

(写真提供=OSEN)Microdot

去る2018年、彼はMnet『SHOW ME THE MONEY4』で顔を知られるようになり、チャンネルA『都市の漁師』のレギュラーメンバーとして活躍して多くの愛を受けたが、両親が周囲の人々に数十億ウォン(数億円)の金銭的な損害を与えてニュージーランドに夜逃げしたという暴露文が登場し、議論の中心に立った。

Microdotは「事実無根」と主張したが、被害者の具体的な証言があふれ、訴えられた事実が明らかになると、一歩遅れて暴露内容を認めて出演中だった番組から降板した。警察は再捜査を始め、最終的にMicrodotの両親はそれぞれ懲役3年と懲役1年を言い渡された。

その後、服務を終えたMicrodotの両親はニュージーランドに追放された。Microdotは昨年、「法的には両親が刑をすべて終えて出てきたが、被害に遭った方々に一生謝罪する気持ちは変わらない。一生反省し、私ができる限り最善を尽くしてこの気持ちを返していく」と明らかにした。

しかし彼はその後、数回の復帰を試みたが、大衆の反応は冷たく、これといった活動がなされていない。

自分は関係ないと断固とした態度

Wonder Girls出身の歌手イェウンは2018年、牧師である父親と共に詐欺容疑で訴えられた。

(写真提供=OSEN)イェウン

警察は当時、イェウンの父親であるパク牧師が信徒たちのお金を横領したという内容の告訴状が提出されて捜査に着手し、イェウンとパク牧師を被疑者の身分で呼んで調査を進めた。

彼らを告訴した信徒たちは、パク牧師がエンターテインメント事業を推進するとして信徒から200億ウォン(約20億円)相当の投資金を横領し、イェウンもエンターテインメント事業説明会に参加するなど積極的に加担したと主張した。しかしイェウンは、パク牧師の詐欺疑惑と自身は関係ないという立場を明らかにした。

イェウンは所属事務所を通じて父親から知人を紹介してほしいという持続的な要請を受け、カフェで一度会っただけで、エンターテインメント事業の説明会に出たことはないと釈明した。また詐欺と関連した席だという事実を知っていたら、会わなかっただろうと話した。

最終的に警察は、イェウンに対しては詐欺容疑がないと判断し、父親であるパク牧師だけが詐欺容疑で収監生活をしている。

人気女優のハン・ソヒは昨年、実の母親が電子金融取引法に違反して議論に巻き込まれた。

(写真提供=OSEN)ハン・ソヒ

先立ってハン・ソヒは2年前にも母親の詐欺行為で直接謝罪し、家庭史を明らかにした経緯がある。そんな彼女が再び母親の債務問題に言及され、再び謝罪に追い込まれた格好だ。

とあるユーチューバーがハン・ソヒの母親が8500万ウォン(約850万円)の詐欺の疑いで訴えられたと言及した。

これに対してハン・ソヒの所属事務所側は、「母親のシン氏がお金を借りる過程でハン・ソヒ名義の銀行口座を使用した。シン氏は、ハン・ソヒが未成年者の時、任意で通帳を作り、その通帳を(ハン・ソヒに内緒で)お金を借りるために使った。類似の事件として私文書偽造事件もあった。このような一連の事件で民事裁判が進行され、裁判所は、ハン・ソヒと関係なく進行されたことだと明確に一線を引いた」と立場を明らかにした。

ハン・ソヒは母親の債務に責任を負う計画はまったくないと話した。両親の離婚で祖母の下で育ってきたハン・ソヒは、不本意ながら被害に遭った被害者たちに謝罪し、「娘が有名人であることを悪用してお金を受け取ろうとする一連の行為を源泉遮断する」ことを明確にした。初めて問題を起こしたわけではないだけに、断固として対処するという立場を示した。

犯罪に走る両親を持ったスターたちには同情的な目がある一方で、厳しい視線もつきまとう。人間である以上、「親がいない」ということはあり得ないだけに、今後も同様の問題が発生する可能性は高い。

(記事提供=OSEN)

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