動画配信サービスPrime VideoでAmazonオリジナルの日本ドラマ『私の夫と結婚して』が、2025年6月27日(金)より240以上の国や地域で世界独占配信される。全10話構成であり、毎週金曜日に2話ずつ、5週にわたり配信される。
【写真】『私の夫と結婚して』で“夫婦役”を演じた韓国俳優2人が結婚
NAVERウェブ小説『私の夫と結婚して』が、日韓共同プロジェクトとして日本で映像化されることが決定した。原作は韓国でウェブ漫画化され、LINEマンガでランキング1位を記録。さらに、韓国で実写化されたドラマシリーズは昨年Prime Videoで世界独占配信され、口コミが広がり、国境を越えて熱狂的な支持を集めた。
この圧倒的な人気を受け、待望の日本ドラマ化が実現する。オスカー受賞映画『パラサイト』(2019年)を制作した韓国の大手エンターテインメント企業であるCJ ENMと、『愛の不時着』(2019年)をはじめとする数々の国際的ヒット作を生み出してきた韓国屈指の制作会社スタジオドラゴンがタッグを組み、初の日本映像作品の企画を手がけた。
脚本は、『1リットルの涙』(2005年)、『さよならマエストロ~父と私のアパッシオナート~』(2024年)などの話題作を手がけ、繊細な心理描写と温かなユーモアを織り交ぜた脚本で知られ、今年開催された第48回日本アカデミー賞にて優秀脚本賞(映画『九十歳。何がめでたい』)を受賞した大島里美が務める。
監督は、『ザ・グローリー ~輝かしき復讐~』(2022年)などで知られ、サスペンスやヒューマンドラマを得意とするアン・ギルホが担当し、映像化する。
物語はこうだ。
主人公・美紗は常に周囲を優先する“脇役”の人生を送ってきた。親友と夫を信じ、尽くし続けた末に二人の裏切りによって命を落とす。しかし、気がつくと10年前の過去にタイムリープしていた。"いい人"という脇役を捨て、かつての親友と夫を破滅させるべくリベンジ計画を立てることになる。
しかし、一度目の人生では関わりのなかった部長・鈴木亘との出会いが、復讐に向かう美紗の心に新たな変化をもたらしていく。二度目の人生において、美紗は誰かの脇役ではなく、自分自身の物語の主役として幸せに生きる術を学んでいく―。
主人公・神戸美紗役は、2025年大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』での “伝説”の花魁・花の井(五代目瀬川)を演じて話題を呼び、多彩な役柄を演じ分ける実力派女優である小芝風花。
「美紗は復讐を誓い強くなっていくが、亘から見て放っておけない、助けてあげたいと思ってもらえるような、まっすぐで優しすぎるがゆえに復讐することに葛藤している部分、そして応援したくなるような女性を意識して演じた」と、自身が演じたキャラクターへの想いを明かした。
美紗の一度目の人生では言葉を交わすこともなかったが、なぜか二度目の人生で突然積極的に介入してくるクールな部長・鈴木亘役を、映画『るろうに剣心』シリーズや『はたらく細胞』(2024年)など本格アクションをはじめ、ドラマ『First Love 初恋』(2022年)などで高い演技力と確かな存在感を発揮し、日本を代表する俳優である佐藤健が演じる。
「原作の良さをそのまま引き継ぎ、魅力をさらに高められるような展開になっている。後半の展開は日本オリジナル版ならではであり、一度観た方でもハラハラしながら楽しんでいただけると思う」と、日本オリジナル版の展開への期待を語った。
美紗の幼なじみで唯一の親友・江坂麗奈役には、ドラマ『新空港占拠』(2024年)や映画『胸が鳴るのは君のせい』(2021年)などで注目を集め、繊細な感情表現と透明感あふれる演技で存在感を放つ若手女優の白石聖。
「麗奈はヘビーなシーンも多く、難しい役柄ではあるが、芝居の楽しさを強く感じさせてくれた。麗奈と出会えたおかげで、自分でも知らなかった自分に出会えたような気がしている」と新たな発見を語っている。
美紗の一度目の人生の夫・平野友也役は、SUPER EIGHTのメンバーであり、俳優としてはNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』(2022~2023年)やドラマ『約束 ~16年目の真実~』(2024年)などに出演し、音楽、演技、バラエティと多岐にわたる分野で活躍を続ける横山裕。
「世界中で大反響のあった作品であり、僕がこの役を演じると話したときには『あの役をやるの!?』とすごく驚かれたし、皆さん口を揃えて楽しみにしていると言ってくださった」と、自身の挑戦について語った。
豪華なキャストと最高峰の制作陣が生み出す、日本オリジナルならではの『私の夫と結婚して』。一人の女性の心の成長と真実の愛を描く人生リセットストーリーにおいて、痛快な復讐劇を果たしていく美紗の結末に期待したい。
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