Netflix『君は私の春』で快演したユン・パク「欠けていた自信を手に入れた」【インタビュー】

2021年08月30日 話題

善と悪が共存する顔だ。俳優ユン・パクがNetflixで配信中の『君は私の春』(tvN)で演技のスペクトラムを広めた。

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『君は私の春』は、それぞれが7歳の心を持ったまま「大人」として生きていく人物たちが、殺人事件が起きた建物に集まって暮らすことから始まる物語を盛り込んでいる。劇中、1人2役を演じたユン・パクは、ロマンスドラマの中でスリラーの主軸を演じた。善と悪が共存する顔で低調な視聴率にもかかわらず、彼の演技は高評価を受けた。

終映を迎え、最近オンラインで会ったユン・パクは「台本を受け取ったとき、初めて挑戦する人物なので、挑戦してみたいと思った。ときめいたし、うまくやり遂げたいという欲が生まれた」と出演のきっかけを明らかにした。作品の結末については満足しながら「悪だった人が最後に善に変わり、反省する結末ではなく開かれた結末なので良かった」と満足感を示した。

ユン・パクはドラマで双子のチェ・ジュンとイアン・チェイス役を演じた。チェ・ジュンは、1人の女性だけを見つめる純愛で、チェイスは涼しい目つきのソシオパス(反社会的な行動や気質を特徴とする精神疾患を抱えた人)だ。難しい人物を描写するために気を遣った部分について、ユン・パクは「チェ・ジュンは髪の毛を下ろし、目がはっきり見えるようにとカラーレンズを着用し、チェイスは冷たくて涼しく、群衆の中のソシオパス的な部分を表現するために努力した」と述べた。

(写真提供=H& Entertainment)ユン・パク

1人2役について挑戦する意識はあったが、負担は大きくなかった。ユン・パクは劇の流れ上、序盤にチェ・ジュンを、後半にチェイスを撮影したため、1人2役でも大きな困難がなかったと話した。ユン・パクは「むしろ台本がすべて出ていない状態で、不意打ちでミステリアスなチェイスをどう演技するかについて悩んでいた」とし、「ソ・ヒョンジンさん、キム・ドンウクさんという演技が上手な先輩たちの間で私がバランスをよく合わせることができるかがプレッシャーになった」と打ち明けた。

これに先立ち、大学の同窓生であるキム・ドンウクに対する尊敬を表したユン・パクは、「単語、助詞一つひとつを分析し、気を使いながら研究している。その姿を見るのが良い勉強になった」と話した。ソ・ヒョンジンに対しては「自分の感情を持っていきながら相手に伝える能力が優れている。私も先輩と演技をすると、心が通じて思わぬリアクションが出る。感情の交流が上手な俳優」と耳打ちした。

賞賛の声に照れる姿も

実際のユン・パクの姿は、チェイスよりはチェ・ジュンのほうに近い。チェ・ジュンはカン・ダジョン(演者ソ・ヒョンジン)に積極的で、笑いの多い純情な男だ。これに対してユン・パクは「チェ・ジュンと私は似ている部分がある。私も好きな相手ができればチェ・ジュンのように積極的に表現するほうだ」と高いシンクロ率を強要した。

笑いがなく暗いチェイスを演じるのが大変ではなかったかという質問に対し、ユン・パクは明るく笑いながら「まったくなかった。現場で先輩や監督と笑って、撮影が始まると没頭した。メソッドをする役者ではないので大丈夫だった」と謙遜した様子も見せた。

今年でデビュー10年目の俳優になったユン・パクは、『君は私の春』を通して自信も得た。ユン・パクは記憶に残る視聴者の反応として、自分に「ハンサムだ」という称賛があったことを挙げ、照れ笑いをした。続いて「“ユン・パクがこんなに演技が上手な俳優だったのか”、”ハンサムだ”という称賛は当然気分がいい」とし、「次作JTBCの『気象庁の人々』(原題)ではまったく違う姿で会いそうだ。醜く映る」と笑った。

(写真提供=H& Entertainment)ユン・パク

最後にユン・パクは「演技をしてみると、私も視聴者から褒められるんだなと感じた」とし、「いつも頑張っている俳優とは思わないが、少しずつ発展していると思う。演技するときに重要なのが自信だが、これまでずっと欠けていた。これからは称賛も受け入れようと努力し、自信を満たしたい」と力強く語った。

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