事実上、韓国芸能界から退場となった「バーニングサン事件」の中心人物であるBIGBANG出身のV.I(スンリ)とチョン・ジュニョン。
そんな彼らは現在、韓国を離れて海外での近況が伝えられている。
三つ子の魂百までという言葉を表すかのように、2人とも刑務所から出所するやいなや、「クラブ」での目撃情報が飛び出して批判が殺到中だ。
7月8日、各種オンラインコミュニティを通じて、フランス・リヨンでチョン・ジュニョンを目撃したという情報が拡散された。
目撃者による写真も公開されたのだが、彼はひげを生やした姿でクラブを訪問していた。そこで笑みを浮かべている姿が捉えられた。
その目撃談の作成者は「バーで女性を誘いながらインスタアカウントを尋ね、リヨンに韓国料理店を開くと言っていたそう」とし、「本人は韓国で有名な歌手で、名前を“Jun”というと紹介した。今日はスイスに行き、明日はベルギーに行くそうだ」と明らかにした。
もちろん、この目撃談の真偽は定かでないところもあるが、チョン・ジュニョンがクラブで目撃されたということだけでも話題になるには十分だった。今年3月に出所したチョン・ジュニョンが、わずか4カ月後に再びクラブを訪れているからだ。
これは、同じく「バーニングサン事件」の中心人物だったV.Iと同じ歩みだ。
実際にV.Iは出所後、タイで盛大な誕生日パーティーを開いたかと思えば、カンボジアのクラブのイベントに登場してG-DRAGONの名前を出し、BIGBANGの歌に合わせて踊る姿を見せて批判を浴びた。
その動画も拡散されたが、V.Iの厚かましい姿が怒りを買った。
さらに最近、香港メディアはV.Iが香港で高級住宅を買い、現地でクラブを運営する予定と報じたりもした。すでにクラブで物議をかもしたV.Iが、再びクラブを開くことを夢見ているということだけでも衝撃は大きかった。
チョン・ジュニョンも2018年に、フランス・パリでレストランを準備したことがある。だが、バーニングサン事件に続き「チョン・ジュニョンのグループチャット」と呼ばれる不法撮影物共有団体チャットルームが発覚し、失敗に終わった。
出所した彼は、海外移民を検討中と知らされた。メディアによると、チョン・ジュニョンは最近、音楽関係者たちと会って、プロデューサーとして音楽活動を続けたいという意思を伝えたりもしたという。
そのためチョン・ジュニョンが音楽活動の未練を捨てられないのではないかという推測と同時に、韓国ではなく海外を通じて復帰を狙うのではないかという声も続いた。ただ、海外移民をするとしても、チョン・ジュニョンは性犯罪者の前科を持っているため、容易ではないだろうという反応だ。
事実上、韓国芸能界から退出した人々の「厚かましい」近況が相次いで報じられ、再び芸能界を騒然とさせている。彼らが大手を振っている間、バーニングサン事件に巻き込まれた罪のない被害者たちは、拭えない傷の中で生きなければならなかった。
実際の被害者はもちろん、女優のコ・ジュンヒなどは「バーニングサン女優」というデマで、6年という歳月を失ったほどだ。これと関連してコ・ジュンヒは、とある放送で悔しい歳月を送った当時を思い出し、鬱憤を吐き出し、見守る人々まで悲しませた。
チョン・ジュニョンとV.Iは、2人とも実刑を宣告され、服役を終えた時点で罪に対する法的な処罰はすべて受けた。しかし、だからといってその罪が消えたわけではない。これは彼らが一生、罪の意識を持って生きなければならない理由だ。
数多くの被害者たちに拭えない傷を与えたにもかかわらず、自粛の時間を持つどころか、問題の始まりだった「クラブ」で再び姿を捉えられた2人。彼らが本当に自分の罪を反省しているのか疑問という反応が続いている。
(記事提供=OSEN)
◇チョン・ジュニョン プロフィール
1989年2月21日生まれ。父親の事業の影響で、海外各地に移住しながら幼少期を過ごす。2010年に歌手デビューし、2012年8月のオーディション番組『スーパースターK』で顔を知らせ、タレントとしても活動。2018~2019年の「バーニングサン事件」によって、盗撮映像などを共有した「チョン・ジュニョンのグループチャット」の存在が明らかに。2016年1月と3月に女性を泥酔させて集団性的暴行した容疑などで、2019年3月に立件された。2020年9月、懲役5年が確定して服役。2024年3月19日に刑務所を満期出所した。
■「女性と寝ることに狂った人間」チョン・ジュニョンの“素顔”
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