性犯罪などの容疑で懲役5年の刑を言い渡され、今年満期出所した歌手チョン・ジュニョン(35)が、フランスで目撃されたことがわかった。
【関連】「女性と寝ることに狂った人間」チョン・ジュニョンの“素顔”
韓国のSNSやオンラインコミュニティでは7月9日までに、フランス・リヨンのとあるクラブで撮影されたチョン・ジュニョンの写真が急速に拡散されている。
自身をとあるアーティストのファンと名乗った投稿者A氏は、「スンリとバーニングサン・スキャンダルにかかわったチョン・ジュンヨンとリヨンで会った」という内容の文を投稿した。
A氏は「友人たちがクラブで夜を過ごしたがっていたので、自分もついて行った」とし、「このとき、ある男が近づいてきて、自分もお酒を飲むと言った」と当時の状況を説明した。
この男性がチョン・ジュニョンに似ていると思ったA氏は、「チョン・ジュニョンが韓国で深刻な問題を起こした点を考えると、間違えた際にその人の気分を害するのではないかと思い彼の腕に入ったタトゥーを覚えて、彼の名前を聞いた」と続けた。
その男性は、自身の名前を「ジュン(Jun)」とだけ名乗ったという。
「ジュン」と名乗る男性に対し、A氏はインスタグラムのアカウントを教えてほしいと伝えたが、インターネットの接続状態が悪かったためできなかった。結局、写真のみ撮影し、「あとでフォローする」と言って男性は席を離れた。
そして、A氏は「数分後、ほかの韓国人男性が私たちに近づいてきて、“あの男を知っているか”と尋ねた。彼が韓国でとても有名な歌手だという話を聞いて、チョン・ジュニョンだということに気付いた」とし、「遠くからチョン・ジュニョンを見守った。彼が女を誘っているのを発見し、彼女に気をつけろと警告したかった」と説明した。
チョン・ジュニョンは去る2018年にパリでレストランをオープンしようとするも、後にバーニングサン事件に関与した影響で失敗に終わった経緯がある。
A氏は「特に女性の方は注意してほしい。彼は現在リヨンにいる」とし、「彼が依然として女と遊んでいることをよく知っている。これを裏付ける証拠はあるが、問題が生じるのではないかと心配だ」と警告した。
それとともに「その人は何事もなかったように本名も言わなかった。あまりにも平凡に見えた」とし、「私のツイートが一人でも助けになるのであれば嬉しいし、後悔はない」と話した。
その後、A氏の投稿が話題になると、A氏はチョン・ジュニョンとともに撮影した写真を証拠として公開した。
写真に写ったチョン・ジュニョンは、髪と髭を伸ばした姿で微笑んでいた。
なお、チョン・ジュニョンは2016年1月に江原道洪川(カンウォンド・ホンチョン)、同年3月に大邱(テグ)で女性を泥酔させて集団性暴行を加え、「性暴行犯罪の処罰などに関する特例法違反」容疑で2019年3月に拘束起訴された。
また、女性との関係を隠しカメラで撮影し、複数の芸能人が参加したメッセージアプリのグループチャットなどに共有した容疑(不法撮影物流布)も追加された。事件発覚当時、共演者からは「女性と寝ることに狂った人間」とまで称された。
結局、2019年11月の一審で懲役6年、2020年5月の二審で懲役5年を言い渡され、今年3月19日に全羅南道・木浦(チョルラナムド・モクポ)刑務所を満期出所していた。
前へ
次へ