韓国社会を震撼させた“バーニングサン事件”の主要メンバーで、最近出所した歌手チョン・ジュニョンの近況が公開された。
【画像】「女と寝ることに狂った人間」チョン・ジュニョンの“素顔”
「移民を準備中」と伝えられたなか、音楽活動への復帰を目指して水面下で動いているとも報じられ、批判が集中している。
先立って5月19日、BBCニュースコリアはドキュメンタリー映像『バーニングサン:K-POPスターたちの秘密トークルームを暴露した女性たちの話』を公開した。このドキュメンタリーには、2019年に社会的に大きな波紋を呼んだバーニングサン事件の報道に関わった人物たちの話が収められた。
このドキュメンタリーが公開されると、再び関連人物たちの近況が注目され始めた。
5月22日に放送されたラジオ番組『キム・テヒョンの政治ショー』には、バーニングサン事件の核心である「チョン・ジュニョンのトークルーム」を初めて報道し、前出のBBCドキュメンタリーにも出演したカン・ギョンユン記者が登場した。
カン・ギョンユン記者は、彼らに不法撮影され、そのトークルームで画像を共有された被害者について「実際には20人以上いた」と述べ、「事件が終わった後、感謝の言葉を受け取ったが、被害者に連絡することは迷惑になるのではないかと思い、連絡できない状況だ。聞いたところでは日常に戻り、治療も受けているとのことだった」と慎重な立場を示した。
また、加害者の近況については「スンリ(BIGBANG出身のV.I)氏は事業を続けるために非常に努力していると聞いた。拘束される前から歌手活動よりも、グローバルな事業を希望しており、その事業を続けようとしていると聞いた」と伝えた。
さらにチョン・ジュニョンについては、「移民する準備をしていると聞いた」と語った。
チョン・ジュニョンは、2015年末から数カ月間にわたってトークルームに性行為の不法撮影物を共有した容疑と、FTISLAND出身のチェ・ジョンフンと共に女性を集団性的暴行した容疑で懲役5年を言い渡された。
チェ・ジョンフンは2年6カ月の懲役刑を受け、2021年に出所した。また、性売買と性売買斡旋、性暴力犯罪の処罰等に関する特例法違反、常習賭博、外国為替取引法違反、食品衛生法違反、業務上横領、特定経済犯罪加重処罰等に関する法律違反などの容疑を受けたV.Iは、懲役1年6カ月を宣告され、2023年2月に出所している。
チョン・ジュニョンに先立って刑期を終えたV.Iとチェ・ジョンフンは、海外で新しいスタートを切った。韓国国内ではすでに“性犯罪者”として広く知られ、活動が難しいと判断したからに他ならない。
V.Iは反省を見せることなく、バリで二股デートを楽しんでいる様子が目撃され、クラブやその他の娯楽施設でも目撃されたことで、定期的に批判を浴びている。さらに、タイで盛大な誕生日パーティーを開き、カンボジアのイベントで突然G-DRAGONの名前を出してBIGBANGの歌に合わせて踊るなどの行為をしていることが発覚し、大きな反発を招いた。
チェ・ジョンフンは今年、日本のファンコミュニティサービス「FANICON」に公式チャンネルを開設し、海外での活動再開を知らせて物議を醸した。
彼はFANICONを通じて「5年ぶりに皆さんに挨拶する。皆さん一人ひとりのメッセージから力を得て、こうして元気な姿をお見せできるようになった。本当に感謝している。今後、私がやりたいことやプライベートなことなど、すべてをお見せしたい。皆さんと明るい未来を作れるように努力するので、応援してほしい」などと挨拶した。
今年3月に出所し、自由の身となったチョン・ジュニョンも海外移住を準備中だという。
ただ一部のメディアによると、チョン・ジュニョンは最近、音楽関係者と会い、音楽プロデューサーとして新たに活動を始めようとしている動きがあるという。報道によると、チョン・ジュニョンは音楽関係者と会って活動再開の意志を示し、一緒に仕事をしようと提案するなど、積極的に復帰への思いを表明しているという。
連続して報じられるバーニングサン事件の主要人物たちの厚かましい近況に、怒りの世論が収まらない。
彼らは皆、法律に基づいて罪に相応する刑罰を受けたが、だからといって過去の罪が消えるわけではない。さらに出所後、心からの謝罪や反省の態度を見せた者は一人もいなかった。
反省もせず、海外でファンや知名度に頼って金儲けしようとする行為は、決して理解されることはないだろう。
(記事提供=OSEN)
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