第5世代K-POPシーンにおいて、“バーチャルアイドル”が新しいキーワードとなる雰囲気だ。
グループ「MAVE:」「SUPERKIND」「PLAVE」「ISEGYE IDOL」は、もはやK-POPファンに馴染みのない名前ではない。
3Dバーチャルを具現化したMAVE:から、AIとヒューマンが一緒に活動するSUPERKIND、ライブ放送でコミュニケーションするPLAVEとISEGYE IDOLまで、それぞれの個性を持った“バーチャルアイドルグループ”が特別な成果を作っている。
まずMAVE:は、カカオエンターテインメントとネットマーブルの合弁会社であるメタバスエンターテインメントが初めて制作した4人組ガールズグループで、今年1月に『PANDORA』でデビューした。
未来世界である「IDYPIA」からやってきたという世界観と共に、メンバーたちのリアルなビジュアルとパフォーマンスが話題を集めた。MAVE:の音楽番組でのステージ映像は、そうそうたる“現実アイドル”を抜いて当月最高再生回数を記録し、現実のアイドルたちが『PANDORA』のチャレンジに自発的に参加するユニークな光景が繰り広げられたりもした。
その結果、さらに多くのグローバル音楽ファンもMAVE:を知り、『PANDORA』は好成績を残した。
MAVE:は去る9月、ソウル・ワールドカップ競技場で開かれたMBCラジオ「アイドルラジオ・ライブ・イン・ソウル」コンサート現場に、カムバックカミングスーンティーザーを奇襲公開するなど、K-POPアイドルとしてのアイデンティティを見せつけたりもした。
ディープスタジオが制作した「A-idol」であるSUPERKINDは、AIメンバーとヒューマンメンバーが一緒に活動する初のK-POPグループだ。
去る10月、1stミニアルバム『Profiles of the Future (Λ):70%』を発売し、『ショー音楽中心』で全放送局史上、初めてAIとヒューマンによる“同伴ステージ”を披露した。音楽番組の他にも『it's Live』『GAP CRUSH』など、アイドル専門ウェブコンテンツにまで活動の幅を広げた。
PLAVEとISEGYE IDOLは、それぞれアルバムと音源分野で特別な興行パワーを保有している。
PLAVEは8月にリリースした1stミニアルバム『ASTERUM : The Shape of Things to Come』で初動(発売1週間のアルバム販売量)20万枚を記録。ISEGYE IDOLが8月に発表したシングル『KIDDING』は、現在もMelonの累計メインチャートであるTOP100チャートに入っている。
ISEGYE IDOLは9月のオフラインミュージックフェスティバル「ISEGYE フェスティバル」に出演し、メンバーのJururuがSoopteunhun (歌手キム・ジャンフンのサブキャラ)と共に『高速道路ロマンス』を発売するなどコラボも積極的に進めている。
それぞれの特性と強みを生かした4グループの活発な活動は、お互いに他のバーチャルアイドルに対する関心まで呼び起こしている。そんな相乗効果が第5世代K-POPシーンにおいて、バーチャルアイドルの存在感をさらに引き立てている。
何よりも彼らの活動がカムバックされているという点に、バーチャルアイドルの可能性を実感することができる。
一回性の目新しさを超えてファンが作られ、彼らと絶えずコミュニケーションするために新しいアルバムと次の活動を準備するという流れが生まれており、バーチャルアイドルの持続可能な未来も垣間見ることができる。
今年の年末にもMAVE:がカムバックを予告しており、2023年の最後までバーチャルアイドルの人気が続く見通しだ。
(記事提供=OSEN)
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