韓国観光公社が制作した“バーチャル人間”の「ヨ・リジ」が、ガールズグループRed Velvetのアイリーンの肖像権を侵害したとの指摘が登場した。
ヨ・リジは韓国観光公社が制作費8億ウォン(約8000万円)を投入して作られたバーチャル人間だ。ヨ・リジは2021年7月、韓国観光公社の名誉広報大使に選ばれている。
イ・ビョンフン議員は10月19日、韓国観光公社国政監査で「観光公社がバーチャル人間を導入した試みは良いが、肖像権侵害の要素、不正フォロワー購入など問題がある」と指摘した。
イ議員はヨ・リジとアイリーンの写真を比較し、「左側と右側が同じ人か、違う人か」と問いかけ、「アイリーンやクォン・ナラを連想させる複数の顔が出ているが、肖像権の契約をしたのか」と聞いた。さらに「ヨ・リジはMZ世代が好む目、鼻、口を反映して作った顔というが、非現実的な外見至上主義を煽っている」と付け加えた。
指摘を受けた韓国観光公社のシン・サンヨン副社長は、「肖像権契約は別途にしていない」とし、「私たちが特定人物をモデルにして作ったわけではない」と解明した。
またイ議員は、「さらに大きな問題はヨ・リジのSNSのフォロワーがお金を使って購入されたということ」とし、「マーケティング代行会社が広報する過程で行った行為だとしても、観光公社に責任がある」と述べた。
それについてシン副社長は「管理をもっと徹底的にしなければならなかった責任がある」とし、「あってはならないことだと思い、断固とした措置を取った」と答えた。
実際にヨ・リジのインスタグラムのフォロワーは、9月に1万人を超え、10月に1万5000人に達した。しかし偽フォロワー問題が浮上したことで、8000人が削除され、現在は6900人余りにまで減少した。
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