K-POPガールズグループ・FIFTY FIFTYが所属事務所との葛藤を生じさせているなかで、プロデュース会社側の“著作権者すり替え”疑惑が浮上して波紋が広がっている。
【写真】“奇跡”のガールズグループ、FIFTY FIFTYとは?
プロデュースを担ったThe Givers社側は、問題がないという1次立場以外、追加的な立場は明らかにしない方針だ。
7月6日、とある韓国メディアは、The Giversのアン・ソンイル代表が“小細工”を駆使してFIFTY FIFTYのヒット曲『Cupid』の著作権者をすり替えたという疑惑を提起し、録音記録を公開した。
アン・ソンイル代表はFIFTY FIFTYのプロデューサーである“SIAHN”で、The Giversは所属事務所ATTRAKTと業務(用役)契約を締結してプロジェクトを進めた。
報道によると、アン・ソンイル代表は“SIAHN”という活動名で『Cupid』の作詞および編曲に参加し、作曲者にも名前を載せた。もともと『Cupid』はスウェーデンの音楽学校の学生たちが作った曲で、アン・ソンイル代表が彼らに9000ドル(約130万円)支払って著作権を買い入れたと知られた。
しかし同メディアは、韓国音楽著作権協会に掲載された『Cupid』の「著作者名」からは海外の作曲者の名前は除外され、アン・ソンイル代表(SIAHN)、アイン(AHIN)、FIFTY FIFTYメンバーであるキナの名前だけが表記されていると指摘した。
そして作曲者らにお金を払って権利を買ったとしても、「著作者名」から原作者の名前を外して自分の名前を載せることはあり得ず、権利を購入した者は通常、「権利者名」に名前を載せると伝えた。一言で、アン・ソンイル代表が「小細工」を使ったと報じた。
これに対してThe Givers側は、「追加的な立場は明らかにしない計画」と伝えた。
先立ってThe Givers側は7月5日、公式立場文を通じて「ATTRAKTが主張している9000ドルの曲費を支給して保有した権利は、アルバム制作者の権利である著作隣接権だ。The Giversは隣接権に対して、いかなる権利も持っていない」と明らかにした。
だが、『Cupid』の著作権に対しては、適法な手続きを経て、作家たちとの議論の末に権利譲渡契約を締結し、代金を支払ってThe Giversが獲得した権利だと強調した。
またThe Givers側は、「このような過程は『Cupid』の発売前に行われ、作詞と作曲の修正、様々なバージョンでのミキシング、他アーティストとのコラボレーションなど多方面で活用されるグローバルプロモーションの進行過程で、手続き上の承認業務などの長い過程を簡素化するためにThe Giversパブリッシャーを通じて適法な過程に移行したもの」とし、「明らかに会社の業務過程で取得した権利であり、実際の作品に参加したアン・ソンイルの持分率以外、海外著作者の持分はパブリッシャーであるThe Giversが所有している」と説明した。
それと共に「自社がその権利を確保する上で、ATTRAKTが主張する曲費ではない別途のインボイスを保有しており、ATTRAKT所有の曲費インボイスには“Music Production Fee”と明示されており、The Giversが支給した譲受渡費インボイスには“Music Intellectual Property Rights Fee”と明示されている。これは明らかに異なる内容であり、その資料は法廷で公開する」と伝えた。
ATTRAKTが支払った曲費に対して、The Giversが著作権を購入したという主張は成立できない虚偽事実だという立場だ。
また別の問題で、ATTRAKT側は外部勢力が介入してFIFTY FIFTYメンバーを強奪しようとしたと主張した。しかしFIFTY FIFTYメンバーたちは6月19日、法律代理人を通じて専属契約効力停止仮処分申請を提起した。
彼女たちは所属事務所に対して、精算資料提供の義務と身体的・精神的健康管理義務の違反、芸能活動を支援する能力が不足していると主張。特にATTRAKT側が主張した外部勢力については、「外部介入なしにメンバー4人が一丸となって主体的な決定を下した」と強調した。
(記事提供=OSEN)
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