ガールズグループEVERGLOW(エバーグロー)の中国人メンバー、イロンが11カ月ぶりに活動を再開して話題だ。
【画像】「国に帰れ」“韓国式の挨拶”をしなかったイロンに批判殺到
EVERGLOWは3月21日、公式インスタグラムに1枚の写真を公開した。
「プレゼントのように登場したEVERGLOWたちのステージ!FOREVER(EVERGLOWのファンネーム)の心もしっかり狙い撃ち!素敵なステージに一時も目が離せませんでしたよね」と綴られた写真には“集合ショット”には、イロンの姿も写っていた。
イロンは去る2022年1月から活動を休止していた。
所属事務所のYUE HUAエンターテインメントは「イロンは1月中旬から2月末まで、学業上の理由で中国に行ってくる予定だ。新型コロナによってしばらく会えなかった家族と一緒に過ごし、しばらく休息を取る予定」と明らかにしていた。
イロンは当時、EVERGLOWのファンサイン会で新年の挨拶として“クンジョル”をしたことで物議を醸したのだ。
クンジョルとは、韓国で最も丁寧なお辞儀のことで、相手に向かってひざまずき、手を地べたについて頭を下げる挨拶。韓国では法事や新年の挨拶などで行う。EVERGLOWのメンバーたちがクンジョルをしているなか、イロンだけが立ったまま手を合わせて両側に振る中国式の挨拶を行った。
その事実が知られると、オンラインコミュニティなどで大きな議論となり、不快感を示す声があふれた。一部からは「韓国文化を無視した」との指摘もあり、先立ってイロンが新疆ウイグル自治区の綿花生産を支持するという文章を共有した事実が再注目され、批判の世論が高まった。
特に、イロンの母国である中国メディアも報じたことで火に油を注いだ。中国官営メディア『環球時報』は、「K-POPグループの中国人メンバーが韓国で伝統的な中国式挨拶をし、賛辞を受けている」などと伝えた。
また中国のネット上では「文化の違い」という意見もあったが、「中国人は天と地、親にだけひざまずく伝統がある」「中国人はむやみにひざまずかない」「中国の伝統をよく守った」などの反応を示した。
議論が大きくなると、「学業上の理由」を挙げて中国に戻ったイロン。だが、「2月末まで」という所属事務所の言葉とは異なり、復帰していない状態が続いた。その間、EVERGLOWはイベントおよび海外公演などを5人体制で行っていた。
3月21日、EVERGLOWは音楽番組『THE SHOW』でスペシャルステージを披露。11カ月ぶりの“完全体”のステージは多くのファンを喜ばせた。
なおEVERGLOWは2019年、『ARRIVAL OF EVERGLOW』でデビュー。イロンはEVERGLOWメンバーとしてデビューする以前、オーディション番組『PRODUCE 48』に出演して話題を集めた。
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