ドンウンの胸の奥深くにある怒りは、一緒に公開されたティーザー予告編でさらにベールを脱ぐ。
懐かしさに例えるほど止められない憎悪、対象を選り分けるのが難しい恨みに満ちた漆黒のようなドンウンの内面と緻密に計画した復讐の道に進む彼女の黙々とした歩みが、シリーズに対する好奇心と応援したい気持ちを同時に刺激する。
『ザ・グローリー』は作家として初めて百想芸術大賞のTV部門で大賞の栄誉を抱いた作家のキム・ウンスクと、ドラマ『秘密の森～深い闇の向こうに～』『ウォッチャー 不正捜査官たちの真実』『ハピネス』（原題）で繊細な演出力を披露したアン・ギルホ監督が初めて手を取ると早くから期待を集めた。
キム・ウンスク作家は校内暴力の被害者が現実的な補償ではなく心からの謝罪を望むのを見て「やられた人は暴力を受けた瞬間、人間として名誉と栄光を失うことになる。彼らが望むのは、これを取り戻すこと」という事実に気づいたとし、『ザ・グローリー』のタイトルに込められた意味を伝えた。
高校生の子供を持つ親として校内暴力に対するテーマを扱ってみなければならないと考えたキム・ウンスク作家は、続けて「被害者が最も傷つく言葉は『お前は何も悪くないの？』という言葉だ。『そうだ。何も悪くない』を使命のように理解させるという気持ちで作業した」とし、シリーズに盛り込まれた強烈なメッセージを表明した。
キム・ウンスク作家の筆力と熱い気持ちが込められて誕生した脚本は、アン・ギルホ監督の手を経て完璧に映像に移された。
『ザ・グローリー』の集中力のあるストーリーに惹かれ、演出を決めたアン・ギルホ監督は「脚本の感情線が明確で、よく組まれた文学作品のようだったので、これを逃さずに伝えることが最も大きな主眼点」だったとして「かっこよく見えるよりリアルに見えるようにした」としてキム・ウンスク作家との大きなシナジー効果を予告した。
ソン・ヘギョはアン・ギルホ監督が率いた現場に対して「演出家の徹底した準備のおかげで演技がさらに豊かになる雰囲気」だったと賛辞を送った。 『ザ・グローリー』は12月30日、Netflixを通じて全世界に配信される。
◇ソン・ヘギョ プロフィール
1981年11月22日生まれ。1996年にファッションモデルの選抜大会で大賞を受賞後、雑誌やCMモデルとしての活動を経て『初恋』でドラマデビューした。2000年に放送されたドラマ『秋の童話』で演じたウンソ役が大きな反響を呼び、一躍人気女優に。その後も『ホテリアー』（2001年）、『太陽の末裔』（2016年）、『ボーイフレンド』（2018年）といった日本でも人気の高いドラマ作品に出演。2017年には『太陽の末裔』で共演したソン・ジュンギと結婚したが、2019年6月、約1年8カ月の夫婦生活に終止符を打った。
