コンサートの終わりに口を開いたノジェは、「これだけ知っていただきたい。私たちはどんな瞬間も努力しなかった人々ではない」と語り、嗚咽した。
先立って7月4日、とあるオンラインコミュニティには、ノジェがSNS広告を行う過程で、中小企業の広告だけは遅れて投稿したり、削除したりし、その過程で中小企業の広告会社がノジェ側に何度も泣訴したが、まともにコミュニケーションできなかったという内容の文章が投稿された。
これをめぐってノジェが中小企業を見下し、パワハラをしたのではないかという非難が起こった。所属事務所は「事実無根」と強硬な立場を見せたが、2度目の立場文を通じて謝罪した。
所属事務所側は、「当社の不覚により、広告関係者と事前に約束した契約期間を守ることができず、アーティストとの不十分なコミュニケーションで期限内に掲示物がアップロードされなかったり、削除されたりしたことがあったことを確認した。それによって広告関係者の方々と所属アーティストのノジェを応援してくださるファンの方々に不快感と失望を与え、申し訳ないという言葉を伝える」と解明した。
また「当社とアーティストは本事案の深刻性を悟って反省しており、今後このようなことが再発しないよう最善を尽くす」と付け加えた。
「事実無根」と主張して状況を無視しようとした所属事務所の不十分な取り組みも、騒動を育てる結果となったが、直接的な謝罪をしなかったノジェに対する失望も大きかった。議論が発生して初めてファンと会う場となった今回のコンサートで、この問題を間接的にでも言及して謝罪することが期待されたが、解明も謝罪もなかった。
コンサートで流した涙は、この間のノジェの気苦労を見せてくれるようだ。しかし悔しさの涙なのか、反省の涙なのかを確認する方法はない。
サバイバル番組『STREET WOMAN FIGHTER』で、美貌と共に実力まで注目され、多くの愛を受けたノジェであるだけに、今回の議論に対する対処には大きな物足りなさが残る。
◇ノジェ プロフィール
1996年2月12日生まれ。ラッパーのZICOやLoco、歌手RAINなどのバックダンサーを担当。EXOカイのソロデビュー曲『Mmmh』のパフォーマンスステージにダンサーとして登場した際に、「あの綺麗な子は誰?」「SMエンタの練習生?」とSNSや各種コミュニティ掲示板などで話題になった。その後、韓国で人気を博した女性ダンサーサバイバル番組『STREET WOMAN FIGHTER』に出演したことで再び注目を集め、存在感を見せつけた。
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