飲酒測定を拒否し、警察官に暴行を加えた容疑で懲役1年を言い渡されたラッパーNO:EL(ノエル、本名チャン・ヨンジュン)の控訴審で、警察が懲役3年を要請した。
7月7日、ソウル中央地裁刑事控訴4-3部審理で開かれたNO:ELの道路交通法違反、公務執行妨害などの疑惑公判で、検察は懲役3年を求刑した。
最近、“ユン・チャンホ法(ひき逃げ事故で大学生のユン・チャンホさんが死亡し、国民が飲酒運転の厳罰化を求めた事案)が憲法裁判所で違憲と決定され検察は、NO:ELに一般道路交通法を適用して量刑が減る可能性が高い状況で、検察は一審と同じ量刑を求刑した。
裁判でNO:ELは、「過ちがあまりにも恥ずかしくて弁解の余地もない」と反省し、「早くから社会生活を始めたストレスと苦痛、傷を解消しようと酒に頼るようになり、してはならないことを犯した。社会に戻ったら父と母の血の涙を拭いてあげたい」と話している。
なおNO:ELは韓国の政党「国民の力」に属するチャン・ジェウォン議員の息子で、2021年9月18日22時30分頃、ソウル瑞草区(ソチョグ)の交差点で乗用車を運転していたところ、ほかの車と接触事故を起こした。
事故後、現場に出動した瑞草警察署の警察官が要求した飲酒測定に応じなかっただけでなく、警察官の頭を殴打した疑いで逮捕され、同年10月に拘束起訴された。一審は懲役1年の実刑を言い渡されている。そして来る7月21日には、NO:ELの判決公判が開かれる予定だ。
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