韓国大統領がBTS(防弾少年団)の兵役について口を開いた。
ユン・ソギョル(尹錫悦)大統領は本日(6月23日)、龍山(ヨンサン)大統領室への出勤途中、大衆文化芸術家に対する兵役特例について再度議論しようという主張に対して、「私が今、先に言及することではないようだ」とし、「国民の考えと世論により法で定められた通り、でなければ国民の世論がそうならば、関連規定を国会で直すことができるでしょう。私が今、先に言及する状況ではないと見る」と話した。
現行の兵役法では、大統領令で定める芸術・体育分野の特技を持った人物として、文化体育観光部長官が推薦した人を芸術・体育要員として編入できるよう規定している。
しかし兵役法施行令の芸術・体育特技には大衆文化の分野は含まれておらず、BTSなど大衆芸術家が要員として編入できないという点を巡って議論を呼んでいる。
前日22日には、大韓歌手協会のイ・ジャヨン会長が報道資料を通じて、BTSの所属事務所HYBEに「韓国はもちろん、世界の歴史上、最も強力なソフトパワーを持っている“BTS韓流熱風”が消えないか怖さが先に立つ」とし、「第2のビートルズの誕生が難しいように、第2のBTSも期待が難しく、韓流の脈が中断されないかと憂慮される」と伝えた。
また「国会と政府には韓流ブームを持続的に拡散できるように深い関心を持ってもらい、BTSが今後も活動できるように兵役法の改正を積極的に検討することを丁重にお願いする」と、兵役法改正を訴えていた。
なおBTSの最年長である1992年12月生まれのJINは、本来であれば昨年12月に入隊しなければならなかったが、2021年6月の兵役法改正で入隊延期を申請し、今年12月31日まで活動できるようになっている。
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