今年の春はガールズグループがK-POP界の話題をさらったが、初夏を控えた5月は人気ボーイズグループが総出動する。
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何よりも変化と成長のキーワードを持つボーイズグループが相次いでカムバックすることで、注目を集める。これまでとは異なる変化を試みたり、あるいは自分たちのアイデンティティをより強固にしたりしながら、さらなる跳躍を夢見ている。
ボーイズグループのカムバックラッシュは、去る5月3日のiKONから始まった。1年4カ月ぶりのカムバックで、メンバーBOBBYの結婚&出産後の初の完全体での活動だ。iKONはレトロな感性が印象的なタイトル曲『BUT YOU』を通じて、これまでのカラーとは異なる音楽で新たな挑戦と成長を見せている。
TOMORROW X TOGETHERも変化を図った。これまでアルバムを通じて青春と成長を見せてきたメンバーたちは、今回初めて“黒化”されたダークなオーラでカムバックした。その効果か、デビュー3年目にして初のミリオンセラーを達成するなど、人気に拍車をかけている。
AB6IXも来る5月18日、ラフビートが引き立つ強烈なヒップホップ曲『SAVIOR』で帰ってくる。所属事務所側は「今までのアイデンティティを超え、さらに一歩上がるという固い意志を込めたアルバム」と説明した。その他にもCiipherやT1419などが5月の“カムバック大戦”に合流した。
フルアルバムで自分たちの音楽の成長を証明しようとするグループもある。
ASTROは、自分たちの音楽的な成長を盛り込んだ3枚目のフルアルバムで5月16日にカムバックする。メンバー全員が高い貢献度を示した今回のアルバムには、ASTROメンバーのさらに成長した音楽性とともに、“第4世代の清涼ドル”というグループのカラーをさらに濃く描く見通しだ。
カン・ダニエルも自分の名前をかけて、初のフルアルバムを発売する。新アルバム『The Story』は、カン・ダニエルが13カ月ぶりに発表する新しいアルバムであり、ソロデビュー2年10カ月で初めてのフルアルバムだ。所属事務所側は、「アルバム名のようにソロデビューしてから2年10カ月間、積み重ねてきた物語をトラックに盛り込む予定」と紹介した。
SEVENTEENは、なんと2年8カ月ぶりにフルアルバムを発売する。反応はすでに熱い。来る5月27日に発表される4枚目のフルアルバム『Face the Sun』には、SEVENTEENの内面の物語を手加減なしで盛り込んだ。同アルバムは5月3日基準、注文販売量だけで174万枚を突破し、前作である9thミニアルバム『Attacca』の記録(141万枚)を塗り替えた。
とあるK-POP関係者は、「最近のアイドルグループはデビュー時から作詞、作曲、プロデュースに参加し、“アーティスト”を目指している」とし、「その意味でフルアルバムの発売は、自分たちの音楽的な成長と力量をきちんと披露できる方法といえる」と話した。
5月の最後は、NCT DREAMとVICTONが飾る。
NCT DREAMは、リパッケージアルバム『Beatbox』を5月31日に発売し、2枚目のフルアルバム『Glitch Mode』の勢いを維持する。昨年、『Hot Sauce』『Hello Future』で愛された彼らは、2枚目のフルアルバムで自己最短期間での“ダブルミリオンセラー”を達成した。今回のリパッケージアルバムで、トリプルミリオンセラーの快挙を成し遂げるかも注目される。
VICTONも同日、7枚目のミニアルバム『Chaos』を発表し、最後に5月の大戦に飛び込む。ミュージカル、ドラマ、ソロアルバム、ウェブバラエティなど多様な分野で活躍しているVICTONメンバーが、完全体で集まってどんなシナジー効果を発揮するのか、関心が集まっている。
5月のボーイズグループのカムバックについて、また別のK-POP関係者は「昨年から今年初めまで、K-POPではガールズグループのパワーが強かった。新型コロナの状況が緩和され、コンサート、ワールドツアーなどの対面イベントも始まりながら、巨大なグローバルファン層を持ったボーイズグループも相次いで出撃に出ているようだ」と分析した。
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