俳優イ・ミンホが13年ぶりにオーディションに臨んだ感想を伝えた。
イ・ミンホは3月18日、Apple TV+新作『Pachinko パチンコ』の共同インタビューに応じだ。
『Pachinko パチンコ』は、豊かな暮らしを求めて祖国を離れた韓国人一家が、日本とアメリカで経験する戦争と平和、愛と別れ、勝利と審判を第4世代にわたり描く壮大な物語。制作スタッフのほとんどは韓国系アメリカ人で構成され、劇中では韓国語、英語、日本語の3言語が使われる。
“韓流スター”として絶大な人気を誇るイ・ミンホだが、『Pachinko パチンコ』の出演はオーディションを通じて決まったという。
「『花より男子』以降、初めてのオーディションだった。13年ぶりだ。13年前の自分を思い出した。評価を受け、選ばれるのを待つ立場だ。新しく生まれ変わる感じがした。整っていない作品の雰囲気に惹かれた。今の時代では決して感じられない雰囲気を感じることができた。視聴者が見ると悪い男だと思うかもしれないハンス(役名)の暗さと凄絶さに胸が痛かった」
劇中で“不倫男”になったことについては、「今までロマンチックな役はたくさん演じた。今回の作品では人と人が強烈に惹かれ合うことを表現したかった。ハンスとソンジャ(演者キム・ミンハ)の初対面では、ただの一目惚れにならないように頑張った。海や山でのキスシーンもロマンチックではなく、生々しく描かれたと思う」と語った。
相手役として共演したキム・ミンハについては「オーディションを受けに行ったら、そこにソンジャがいた。初めて見た瞬間からソンジャとして見えた」と称賛を送った。
現在、世界から注目されている韓国のコンテンツについても語っている。
「韓国コンテンツについてどう考えているか、海外メディアからたくさん質問された。僕たちが頑張っている過程に興味津々みたいだった。韓国に関する質問が多くて嬉しかった。アジアを中心に活動していたら会うこともなかった国の記者たちにも会えた。今の時代はグローバルだ。関心がなくても違う国の文化に共感できる。韓国のコンテンツが知られることで、みんなが新しい文化にも関心を持つ。韓国のノウハウで作られたコンテンツにも関心を示していた」
イ・ミンホは今回の『Pachinko パチンコ』を通じてたくさんの気づきを得たという。
「(劇中で描かれた)当時は選択肢がなかった。夢を見て、希望を抱くことができなかった。食べ物や明日の心配をするしかない時代だった。最も多く考えていたのは、ご先祖がいたから僕たちが良い時代を迎えられたということだ。ハンスやソンジャの言葉や選択に共感したし、いつも胸が痛かった。その時代の写真を探してみたが、朝鮮人が笑っている写真は1枚もなかった。彼らの顔には夢と希望がなかった。僕たちはありがたい時代を生きている」
イ・ミンホが主演するApple TV+オリジナル作品『Pachinko パチンコ』は、3月25日に1話から3話の公開を皮切りに、4月29日まで毎週金曜日に配信される。全8話予定。
(記事提供=OSEN)
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