演技力不足の指摘なくドラマ『二十五、二十一』に緊張感とときめきを提供する宇宙少女ボナがスゴい

2022年03月07日 テレビ #韓国ドラマ

毎週土曜日と日曜日、Netflixでも配信されるドラマ『二十五、二十一』に出演中の宇宙少女ボナの柔らかくも鋭い剣先が視聴者の心をとらえている。最年少フェンシング金メダリストとしてカリスマ性あふれるフェンシング選手だが、ユニホームを脱げば愛らしい高校生に戻る“コ・ユリム”を演じている。

【写真】宇宙少女ボナ、“清純”ホワイトコーデ

宇宙少女ボナが5番目の作品で視聴者と会っている。2017年のドラマ『最高の一発~時空を超えて~』を通じて演技に挑戦し始めたボナは、『キミに猛ダッシュ~恋のゆくえは?~』で主演を務め、『あなたのハウスキーパー』『オー!サムグァンビラ』を通じて地上波ミニシリーズ、週末ドラマにまで出演しながら急速な成長を見せた。

その間、アイドル出身の演技者が指摘されがちな演技力不足の論議もなかった。作品のたびに違うキャラクターを演じてきたにもかかわらず、現実的な演技で視聴者との共感を形成し、自然なキャラクターの感情を表現して没入感を高めた。不足のない姿を見せてきたボナは、「第3世代・演技ドル(演技+アイドル)」としての地位を固めた。

ドラマに緊張感とときめきを提供

ボナは約1年ぶりにドラマ『二十五、二十一』で復帰した。『二十五、二十一』は1998年を背景に、社会の混乱のなかで出会った2人の男女の愛と青春を描いたドラマで、その時代を生きた人々には懐かしさを、その時代を経験したことのない若者には新鮮さを抱かせている。

(写真提供=tvN)

ボナはフェンシング韓国代表のコ・ユリムを演技中だ。様々な作品を通じて演技力を高め、階段式の成長を見せたボナは、コ・ユリム役を通じて演技変身に乗り出した。前作『オー!サムグァンビラ』で愛らしいイ・ヘドゥン役を通じてはつらつとした魅力を見せたとしたら、『二十五、二十一』ではラブリーさと真剣さを行き来する立体的なキャラクターに変身した。

ボナが演じるコ・ユリムは、フェンシングには誰よりも真剣に臨むが、ユニホームを脱ぐと愛らしい魅力を発揮するキャラクターだ。コ・ユリムは劇中、ライバル関係に置かれたナ・ヒド(演者キム・テリ)の前では高い気位を見せるが、ペク・イジン(演者ナム・ジュヒョク)やムン・ジウン(演者チェ・ヒョヌク)などの前では、高校生らしい魅力を見せる。多彩な人間関係のなかで様々な表情を見せているわけだ。

特にキム・テリが演じるナ・ヒドとは、先が見えない関係性を表現しながら緊張感を演出した。「憧れ」から「ライバル」となり、今後は「友人」になっていく過程で、感情の変化をどう演じて視聴者に説得力を与えるのかが期待される。

ボナとキム・テリの関係が鋭い刃であるなら、ナム・ジュヒョク、チェ・ヒョヌクとの関係は柔らかく、ときめきがある。チ・スンワン(演者イ・ジュミョン)の家でドジョウを捕まえる騒動の際に見せた表情と、しばしば「イケメンな行動」で接近するムン・ジウンを扱う姿が笑顔を誘う。

(写真提供=tvN)

彼女は一人のキャラクターのなかで見せられるものをすべて見せている。フェンシング競技にも様々な戦い方があり、剣の先で刺したり、剣が滑らかに曲がる点を活用したりする戦略がある。ボナはフェンシングの剣のように、鋭くも柔らかい姿を見せ、変化無双の演技でドラマを豊かに彩っている。

多彩な魅力と演技力で『二十五、二十一』に緊張感とときめきを同時にプレゼントしているボナ。彼女がコ・ユリムとして活躍する『二十五、二十一』は毎週土曜、日曜の21時に韓国tvNで放送中だ。

(記事提供=OSEN)

◇ボナ プロフィール

1995年8月19日生まれ。本名キム・ジヨン。ニックネームはボナコンジュ。宇宙少女のビジュアル担当で、コンジュ(姫)のように美しいからという意味でつけられた。所属する宇宙少女というグループ名は、メディアを通じて知り「かなり衝撃的だった」というエピソードを持つ。憧れていたグループ名はTWICEやBLACKPINK。

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