2月24日に開催された「第20回ディレクターズカットアワード」で、Netflixオリジナルシリーズ『イカゲーム』が3冠に輝いた。
『イカゲーム』のファン・ドンヒョク監督はこの日、シリーズ部門で「今年の監督賞」「脚本賞」を受賞。
スピーチでは「『D.P.』が受賞すると思っていた」と驚きながら、「脚本賞に続き、監督賞にも僕に投票して下さった同僚監督の方々に感謝する」と述べた。韓国のシリーズが世界的に人気を得ているノウハウを聞かれると、「映画より上映時間が長いため、物語のボリュームを増やすことだ」と語った。
一方、『ザ・コール』の主演を務めたチョン・ジョンソは今年の女優賞を受賞しながら、恋人のイ・チュンヒョン監督について言及した。彼女は「この賞は監督の方々からいただく賞だと聞いて嬉しかった。とても特別な賞だ。作品に会わせてくれたイ・チュンヒョン監督にも感謝する」と述べている。
今回新設されたシリーズ部門の「今年の男優・女優賞」は、『D.P.』のク・ギョファンと『イカゲーム』のチョン・ホヨンが受賞した。
ク・ギョファンは「『D.P.』はまるで1人2役を演じた気分で、特別な感情を感じさせてくれた。チョン・ヘインさんもそう感じると思う。彼のおかげでホヨル(ク・ギョファンの役名)がいて、ホヨルのおかげでジュノ(チョン・ヘインの役名)がいてほしい。光栄だ」と明かした。
ク・ギョファンは映画『新感染半島 ファイナル・ステージ』で今年の新しい男優賞まで受賞し、2冠に輝いた。
『イカゲーム』でシリーズ部門の「今年の女優賞」を受賞したチョン・ホヨンは、「大きな賞をくださったすべての監督さんたちに心から感謝する。まだ不束者で、勉強も経験も必要だ。これからたくさんのサポートしていただきたい」とコメント。
また、「私も自分がどんな女優になるか分からないが、一歩一歩上手く積み上げていきたい」と意気込んだ。
ディレクターズカットアワードは、「若い映画監督のディレクターズカット」が主催した1998年の第1回目の授賞式から始まり、2017年に韓国映画監督組合(DGK)の主催に変えて開催されてきた。韓国の映画監督たちの投票を通じて候補と受賞者を選定し、授賞式もカジュアルな雰囲気で行われるのが特徴となっている。
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