カムバックを控えた歌手PSYが、元所属事務所YGエンターテインメントのスキャンダルに巻き込まれた。直接的な関連性は不明だが、PSYの名が言及されただけでもカムバックに悪影響をもたらすことは避けられないだろう。
（関連記事：YG出身アーティストによる“接待文化”の暴露が再注目される「闇の席にうんざり」）
YGエンターテインメントの代表、ヤン・ヒョンソクに性接待疑惑が浮上している中、最近芸能プロダクションを設立したPSYにも火の粉が降りかかっている。
これに先立って、マレーシアのメディア「マレーシアキニ」は、5月27日に放送された韓国MBCの『ストレート』による報道について言及した。マレーシアの実業家であり現在海外に逃亡中のジョー・ロ―に、ヤン・ヒョンソクと接待の席を共にした疑いが浮上したためだ。
ジョー・ローは5月29日、法定代理人を通じて直接立場を明かしている。
代理人によるとジョー・ローはPSYの友人で、ヤン・ヒョンソクに会ったのもPSYの紹介があったからだという。『ストレート』で報じられた“接待問題”に関しては、いかなる事象にも関与していないと主張した。
ヤン・ヒョンソクに性接待疑惑が浮上し、警察も事実関係の把握に乗り出している。
ソウル江南（カンナム）警察署は5月28日、YGエンターテインメントと親交のあるA氏が韓国人女性に対して性的暴行を加えた疑惑について調査していると明かした。『ストレート』では、A氏から暴行を受けたと主張する韓国人女性の証言も報道されている。
YGエンターテインメント側は今回の疑惑に対して「事実無根。接待の事実はなかった」と釈明した。しかし、元所属アーティストであるPSYの名まで言及されたことで、疑惑は大きな波紋となって世間を騒がせている。
PSYはYGエンターテインメントとの契約満了後、芸能プロダクションのP NATIONを設立。女性ラッパーJessi、歌手ヒョナ、イドンといった個性あふれるアーティストたちを続々と迎え入れた。
それだけでなく、PSYは来る7月初旬にカムバックを控えていた。PSYが毎年夏に開催するサマーコンサート「2019 PSY びっしょりショー“SUMMER SWAG”」でカムバックステージを披露する予定で、当該のショーはすでにチケット販売の予告もされている。
今回の騒動がPSYの活動にどのように影響するのか。今後の行方に注目が集まっている。
前へ
次へ
