今年も数々のヒット作品が生まれた韓国ドラマ、各放送局の「演技大賞」受賞候補は誰がいる?

2021年12月27日 話題

今年もドラマの授賞式シーズンが迫ってきた。2021年を輝かせたドラマ演技大賞の栄誉は、誰に抱かれるのだろうか。

【写真】「今年最も活躍した俳優」『イカゲーム』俳優は2位

今年、数多くのヒット作を生み出した韓国SBSは、地上波のなかで最も激しい競争を繰り広げる予定だ。SBSは今年、『ペントハウス』シーズン2、『ペントハウス』シーズン3、『模範タクシー』(原題)、『One the Woman』(原題)、『ホンチョンギ』(原題)が視聴率10%を大きく超えるヒット作となった。

話題性の高いドラマが多数登場しただけに、今年のSBS演技大賞を誰が手にするのか関心が高まっている状況だ。

悪を悪でこらしめて視聴者に痛快さを与えた『模範タクシー』のイ・ジェフン、稀代の悪役を誕生させた『ペントハウス』のキム・ソヨン、1人2役のワンマンショーで輝いた『One the Woman』のイ・ハニが、大賞候補と見られている。

視聴率と話題性、演技に対する高評価まで同時につかんだ候補の俳優たちは、誰が大賞に輝いてもおかしくない。

MBC、KBSの候補は?

上段左からナムグン・ミン、イ・ジュノ、下段左からキム・ソヨン、イ・ハニ

また別の地上波であるMBCの演技大賞は、2017年の『キム課長とソ理事~Bravo! Your Life~』で呼吸を合わせたナムグン・ミンと2PMイ・ジュノの対決になると見られる。残念だった上半期に比べ、下半期を盛り上げた『黒い太陽』(原題)と『袖先赤いクットン』(原題)の2作品から大賞が選ばれる見通しだ。

MBC創設60周年で企画された『黒い太陽』は最高視聴率も9.8%を記録し、好評のうちに終わった。主演を務めたナムグン・ミンは、ドラマ制作発表会で演技大賞と関連した質問を受けたほど有力な候補だ。

ここに『袖先赤いクットン』が今年MBC最高視聴率となり、主演イ・ジュノの大賞への期待も少しずつ大きくなっている。

『袖先赤いクットン』は最高視聴率14.3%を記録。MBCで視聴率2桁台のドラマが誕生したのは、2018年11月15日に10.5%で終映した『私の恋したテリウス~A Love Mission~』以来、約3年ぶりだ。ソ・ジソブが『私の恋したテリウス』で2018年に演技大賞を獲得したことを踏まえると、イ・ジュノが『袖先赤いクットン』で大賞に輝く可能性も高い。イ・ジュノは深い悩みと熾烈なキャラクター分析を通じて“イ・ジュノの正祖(チョンジョ)”を完成させ、高い評価を得た。

SBSやMBCに比べると、KBSの演技大賞は例年より低調な成績と強力な大賞候補の不在で、苦心に陥った。毎年、高い視聴率を記録していた週末ドラマが不振で、ミニシリーズも『恋慕』が最高視聴率12.1%を記録したが、大ヒットといえるほどの話題性はなかった。

ドラマファンたちは今年、視聴率30%以上を記録した『オーケー、グァン姉妹』(原題)のユン・ジュサン、『紳士とお嬢さん』(原題)のチャ・ファヨンを有力候補に挙げている。歴代大賞受賞者がKBSの週末ドラマから多数輩出されたからだ。

ただ高い視聴率に比べて出演者の話題性は低く、KBSの悩みが深まると見られる。その他、『赤い靴』(原題)のチェ・ミョンギル、『恋慕』のパク・ウンビン、『王女ピョンガン 月が浮かぶ川』のキム・ソヒョンなどが候補に挙げられている。

なお韓国地上波の各授賞式は、「2021 MBC演技大賞」が12月30日20時40分、「2021 KBS演技大賞」が12月31日20時30分、「2021 SBS演技大賞」が12月31日21時から放送される。

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