『愛の不時着』でク・スンジュンを演じた俳優キム・ジョンヒョンがピンチだ。彼に対する非難の声が上がっている。
キム・ジョンヒョンは4月8日、『愛の不時着』でカップル役を演じた女優ソ・ジヘとの熱愛説が浮上した。ドラマ共演を通じて恋愛関係に発展したなどと報じられた。
【注目】“おうちデート”現場がキャッチされ…『愛の不時着』サブカップルの真相は?
しかしソ・ジヘの所属事務所である文化倉庫は、熱愛説をすぐに否定。「2人の俳優が作品を一緒にして仲良くなったが、熱愛ではない」と立場を明らかにした。
遅れてキム・ジョンヒョンの所属するO&エンターテインメントも「キム・ジョンヒョンとソ・ジヘは現在、恋愛中ではないことを認識している。一緒に『愛の不時着』で呼吸を合わせ、仲の良い先輩・後輩関係を維持しているだけ」と否定した。
熱愛説はハプニングに終わるかと思われたが、また別のメディアが今度は2人のデート中だという写真を公開。10分ほどの距離に住む2人の“おうちデート”を「何度も目撃した」と報じた。
すると先立って熱愛説を即否定した文化倉庫は、「2人は親しい姉と弟の関係だ。住んでいる場所が近くて、お互いの家を行き来しただけ」と、改めて恋人関係を否定した。
問題はここからだ。キム・ジョンヒョンとソ・ジヘが会った理由は、恋愛関係ではなく、所属事務所の契約問題のためとの主張が出てきたのだ。
とあるメディアは、文化倉庫側が「キム・ジョンヒョンが所属事務所と関連してソ・ジヘにアドバイスを求めて議論し、ソ・ジヘが自分の所属事務所を推薦した」「新型コロナのため外で会うことができなかった」などと説明したと報じた。実際にキム・ジョンヒョンは、文化倉庫との専属契約を検討しているという。
それに反応したのが、キム・ジョンヒョンの現所属事務所であるO&エンターテインメントだ。O&エンターテインメントは、まだ契約期間が残っていると語気を強めた。
O&エンターテインメントの主張によると、たしかに契約書上の契約は今年5月で満了するが、俳優個人の事情による空白期を考慮すれば来年中旬まで契約が延長されるという。
さらにO&エンターテインメント側は、契約書の契約更新条項の一部を公開。そこには「その他、乙(キム・ジョンヒョン)に責任がある事由で芸能活動ができなくなった場合」と書かれていた。
先立ってキム・ジョンヒョンはドラマ『時間』の男性主人公を演じたが、ドラマ放送中に摂食障害、パニック障害などの健康上の理由で途中降板し、ドラマに莫大な被害を与えた。『愛の不時着』で復帰したのは、そのあとだ。その間、11カ月の空白期があった。
しかしキム・ジョンヒョンはO&エンターテインメントに内容証明を送り、契約終了の意思を通知したという。
この一連の騒動で、キム・ジョンヒョンの過去にも注目が集まった。『時間』を途中降板した理由は、実際は彼の個人的な事情が理由だったとされており、また同ドラマの制作発表会で相手役の女優を避けるなどの不遜な態度を取っていたことも蒸し返された。
現所属事務所への態度も含め、キム・ジョンヒョンを見つめる視線は冷ややかだ。熱愛説をきっかけに、所属事務所との対立が明るみになり、過去の悪行まで注目を集めてしまった状況だ。
はたして世論と業界の評判が下がっているキム・ジョンヒョンは、現状を打開できるだろうか。
前へ
次へ