“未成年交際疑惑”のキム・スヒョン、モデル契約各社と約100億ウォン規模の“法廷戦争”が本格化

2025年11月18日 話題 #キム・スヒョン

今年、韓国芸能界で物議を醸した人物として俳優キム・スヒョンが挙げられる。

【キス写真】キム・スヒョン、未成年と交際疑惑

故キム・セロンさんが未成年だった時期に交際していたのではないかという疑惑が浮上し、大きな打撃を受けた。疑惑発覚当初から無実を主張してきたキム・スヒョンは、モデルとして契約していた複数ブランドとの損害賠償訴訟にまで発展し、“本格的な”真実攻防へと突入した。

ソウル中央地裁民事25部は最近、クク電子とレンタル専門会社ククホームシス、そして同社のマレーシア法人ククインターナショナル・バハドが、キム・スヒョンと所属事務所ゴールドメダリストを相手取って起こした、約20億ウォン(約2億円)規模の損害賠償請求訴訟の第1回弁論期日を開いた。

キム・スヒョン
(写真提供=OSEN)キム・スヒョン

これに先立ち、各社はキム・スヒョンに未成年者交際疑惑が浮上すると、彼の広告物を一斉に撤去し、民事訴訟を提起していた。自社ブランドイメージへの影響を懸念したためだ。原告側は「信頼関係の破綻」を主張している。

しかし裁判所は、「キム・スヒョンの行為が契約解除事由に具体的に該当するのかを明確にするように」と指示。単に“疑惑”による信頼低下だけで解除が可能なのか、それともキム・スヒョンに“明確な”過失が認められるのか整理する必要性を示した。

さらに、未成年者交際疑惑については現在も捜査中であることを付け加えた。これに対しクク電子側は「刑事事件が終わらなければ民事訴訟が進められないというわけではない」と反論。第2回弁論は来年1月16日に予定されている。

キム・スヒョンの立場は、まさに八方塞がりだ。クク電子以外にも、彼が広告モデルを務めていた複数企業が総額約73億ウォン(約7億3000万円)の賠償請求を提起。ある医療機器メーカーは不動産仮差押えを申請し、キム・スヒョン所有の高級マンション「ギャラリア・フォレ」に仮差押えが決定した。請求額は約30億ウォン(約3億円)に上る。

この中で、最初に法廷に立ったのがクク電子だ。業界関係者は「このケースが他社の判断基準になるため、各社が注視している」と話す。

キム・スヒョン
(写真提供=OSEN)キム・スヒョン

問題は広告だけではない。スキャンダルが表面化した頃、キム・スヒョンはディズニープラスのドラマ『Knock Off(ノックオフ)』の撮影真っただ中だった。作品は本来、年内公開予定だったが、騒動の影響で撮影・公開ともに完全に停止。最近発表されたディズニープラスの来年ラインナップにも『Knock Off』の名は無かった。

ある業界関係者は「キム・スヒョン側は誰よりも早い結論を望んでいる。復帰時期を調整するためにも結果が必要だからだ」と語った。現時点で疑惑や訴訟に関する最終判断はなく、復帰が遅れることを関係各所も懸念している状況だ。

現在、キム・スヒョン側は未成年者交際疑惑を全面否定しており、故キム・セロンさんの“肉声録音”とされる音声データについても「AI操作による捏造の可能性が高い」と主張。早急な鑑定結果を求めている。

今年、韓国芸能界を大きく揺るがしたキム・スヒョンの私生活スキャンダルが、果たしてどんな結末を迎えるのか。世間の関心は今も高まり続けている。

◇キム・スヒョン プロフィール

1988年2月16日生まれ。2011年に放送されたペ・ヨンジュン企画のドラマ『ドリームハイ』(KBS)で一躍人気を集めた。日本でも大ヒットしたドラマ『星から来たあなた』で演技力が高く評価され、アジア各国で不動の人気を誇る。また、主演を務めた2024年の『涙の女王』が世界的なヒットとなり、韓流スターとしての地位を盤石にした。内向的な性格を心配した母親から演劇を勧められたことをきっかけに、俳優を志すようになった。

【画像】キム・スヒョン、日本ファンから厚い支持…韓国紙に“応援広告”

キム・スヒョン、“疑惑の期間”に交際していた「本当の恋人」に送った手紙を公開

【画像】「キスして」キム・セロンさん遺族、キム・スヒョンと故人のやり取り公開

前へ

1 / 1

次へ

RELATION関連記事

RANKINGアクセスランキング

PHOTO写真

TOPIC「BTS」特集