女優キム・セロンさん遺族の弁護士が、キム・セロンさんと俳優キム・スヒョンのやりとりの内容を公開した。
3月27日、キム・セロンさん遺族の法定代理人を務める法務法人ブユのプ・ジソク弁護士は、ソウル瑞草(ソチョ)洞のスペースシェア江南(カンナム)駅センターで記者会見を行った。
この日、プ・ジソク弁護士はキム・スヒョンとキム・セロンさんのメッセージのやりとりの内容を公開した。
キム・スヒョンは、幼いキム・セロンさんの写真を送りながら「かわいい」と綴った。続けて、「♥チュッ」という彼女のメッセージに彼は「後で実際にして」と送信した。
また、2016年6月26日には「私に会いたい?」というキム・セロンさんのメッセージにキム・スヒョンは「会いたい。会いたくないはずないでしょ」と答えた。
そうして、キム・スヒョンは「いつになったら君を抱いて寝られるの。熟睡できそう」という文章を綴り、「1年くらいかかるかな。3年?」と付け加えた。
これにキム・セロンさんは、「1年も待てないのに3年だなんて」と伝え、キム・スヒョンは「1年も待てない?6カ月?」と送った。これに対し、彼女は「したいときにするから。そんなものはない」と答えた。
これに先立ち、キム・セロンさん遺族はYouTubeチャンネル「カロセロ研究所」を通じて、彼女が15歳だった2015年11月からキム・スヒョンと6年間交際したと主張した。
これに対し、キム・スヒョンの所属事務所ゴールドメダリストは2人が交際した事実を認めながらも「キム・セロンさんが成人になった後の2019年夏から2020年秋まで交際した」と反論した。
その後、双方の“真実攻防”が続いたなかで、YouTubeチャンネル「芸能裏統領」の運営者がキム・セロンさんは死亡直前にアメリカで結婚したと暴露した。
続けて、キム・セロンさんの「元恋人」や「夫」と名乗る人物までが芸能メディアおよびユーチューブとインタビューを行い、両者の“暴露合戦”は激化した。
なお、3月17日、キム・セロンさん遺族は「芸能裏統領」運営者を彼女に対する名誉毀損の疑いで告訴した。
キム・スヒョン側も、所属俳優の性的羞恥心を誘発した写真を公開した件に関連し、「カロセロ研究所」とキム・セロンさん遺族および「キム・セロンさんの叔母」を名乗る氏名不詳者を、性暴力犯罪の処罰等に関する特例法違反(カメラ等を利用した撮影物の頒布など)などの疑いで告発している。
◇キム・セロンさん プロフィール
2000年7月31日生まれ。9歳から子役として活動を始め、スクリーンデビューとなった2009年公開の主演映画『冬の小鳥』では孤児院に捨てられた少女を熱演。カンヌ国際映画祭に韓国の役者史上最年少で招待された。2010年の『アジョシ』ではウォンビンと共演し、大韓民国映画大賞新人女優賞を最年少で受賞。2019年に韓国で放送されたドラマ『レバレッジ:詐欺操作団』では、凄腕の女泥棒役を見事に演じて魅力的な姿を披露した。2022年5月18日に免許取り消しレベルの泥酔状態で運転して事故を起こし、活動を自粛。2025年2月16日、24歳でこの世を去った。
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