女優キム・セロンさんが亡くなって7カ月。親友たちの動向が注目を集めている。
9月30日、兄妹デュオ「AKMU」の妹でボーカルのイ・スヒョンはSNSで「2度目の巡礼の道。日差しも、木陰も、風も、上り坂も、下り坂も、友達も、全部みんな本当に愛してる!!」とコメントし、サンティアゴ巡礼路を歩く姿を公開した。
スペイン北西部にあるサンティアゴ巡礼路は、聖ヤコブの墓がある大聖堂へと続く道として知られ、宗教的な意味に加え、内省や癒やしの旅として世界中から巡礼者が集まる。イ・スヒョンにとっては2度目の挑戦だったが、早々に「助けてください」と弱音を吐く場面もあった。それでも歩みを進められたのは「友人たち」の存在があったからだという。
今回の旅には女優キム・ボラも同行したとみられる。2人がスーパーで買い物をしたり、アイスクリームを食べて糖分を補給する様子が写真に収められていた。イ・スヒョンは「(兄の)イ・チャンヒョクが“お姫様”にだけひまわりを買ってあげた。私もお姫様として認められた」と冗談を交えて綴っていた。
イ・スヒョンとキム・ボラが巡礼に赴いたのは、親友のキム・セロンさんの死から7カ月という節目でもあった。セロンさんは今年2月16日、ソウル市内の自宅で亡くなった姿で見つかり、24歳という若さでこの世を去った。
生前、3人は非常に親しい間柄で、約束がなくても頻繁に会い、グループチャットで自宅の暗証番号を共有するほどだった。セロンさんが料理を担当し、イ・スヒョンとキム・ボラがゴミの分別をするなど、バラエティ番組でも仲の良さが紹介されていた。セロンさんの死後、イ・スヒョンは予定されていたライブを欠席し、キム・ボラも思い出を振り返り涙を見せるなど、その悲しみは計り知れなかった。
今回の巡礼では、親友を失った痛みを抱えつつも、お互いの存在や友情の尊さをあらためて噛みしめたようだ。特にキム・ボラがSNSに残した「愛してる、そして忘れない」という言葉は、故人への思いを強く想起させた。多くのファンも「一緒に歩けていたら、さらに素敵な思い出になっただろう」と惜しみながらも、「こうして記憶してくれる友人がいるからこそ、より温かい思い出として残る」と慰めの声を寄せている。
一方で、キム・セロンさんの葬儀後、遺族は暴露系YouTubeチャンネル「カロセロ研究所」を通じて「キム・セロンが15歳の頃から約6年間、俳優のキム・スヒョンと交際していた」と主張。これに対しキム・スヒョン側は「未成年時の交際はなかった」と全面否定し、遺族および同チャンネルを性暴力処罰法違反や名誉毀損で刑事告訴した。さらに約120億ウォン(約12億円)規模の損害賠償請求も行っており、現在も法廷闘争が続いている。
(記事提供=OSEN)
◇キム・セロンさん プロフィール
2000年7月31日生まれ。9歳から子役として活動を始め、スクリーンデビューとなった2009年公開の主演映画『冬の小鳥』では孤児院に捨てられた少女を熱演。カンヌ国際映画祭に韓国の役者史上最年少で招待された。2010年の『アジョシ』ではウォンビンと共演し、大韓民国映画大賞新人女優賞を最年少で受賞。2019年に韓国で放送されたドラマ『レバレッジ:詐欺操作団』では、凄腕の女泥棒役を見事に演じて魅力的な姿を披露した。2022年5月18日に免許取り消しレベルの泥酔状態で運転して事故を起こし、活動を自粛。2025年2月16日、24歳でこの世を去った。
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