NHK総合テレビで毎週日曜日に絶賛放映中の韓国時代劇ドラマ『オクニョ 運命の女(ひと)』。主人公オクニョを演じるチン・セヨン以上に、独特の存在感を放つのはチョン・ナンジョンだろう。
ユン・ウォニョンの側室であり、劇中では巨大な商団を率いて富と権力を牛耳るチョン・ナンジョン。何かとオクニョの前に立ちはだかる敵役だが、実在の人物でもある。
そのチョン・ナンジョンを演じているのが、女優パク・チュミだ。
ときには鋭い眼光を見せたり、入浴シーンでは美しい肌を披露したりと、その妖艶な悪女っぶりには不思議と引き寄せられてしまう。
そんなパク・チュミが、韓国ではかつて“国民の初恋”という清純のシンボルだったことをご存じだろうか。
ここでは韓国から取り寄せた貴重な秘蔵写真や、その美しさゆえに「本当に40代なのか!!」と大騒ぎになった韓国での広告などをたっぷりと紹介したい。
まずはパク・チュミのプロフィールから。
1972年10月5日生まれで、芸能界デビューは1992年。テレビ局MBCの第21期公募タレントとして、芸能界に入った。
彼女の存在を最初に有名にしたのは、アシアナ航空の広告モデルだ。その美しさから“国民の初恋”といわれ、本物のキャビンアテンダントだと思ったファンたちが彼女を探してアシアナ航空に搭乗したというエピソードもあるほど。
アシアナ航空のテレビCMにはハン・ガイン、イ・ボヨン、コ・ウォニなど、のちにトップ女優となる美女たちが多数務めているが、1993年から2000年まで7年間も専属モデルを務めたのはパク・チュミしかいない。
2001年には、大ヒットした時代劇ドラマ『女人天下』に出演。
(関連記事:秘蔵写真に韓国現地情報も。時代劇『オクニョ』主役の美人女優チン・セヨンとはどんな人物か)
『女人天下』もチョン・ナンジョンを扱ったドラマだが、このときパク・チュミが演じたのは実在した妓生(キーセン)のオク・メヒャン(玉梅香)だった。
そして、この『女人天下』出演後、同年に同世代の俳優イ・チャンウォンと結婚。
6カ月の交際の末にめでたく“ゴールイン”した。
その後、2人の男の子を授かり、以降、芸能活動を控えていたが、2011年に再び芸能界に復帰した。
ただ、2012年には大作時代劇ドラマ『大王の夢』で善徳女王役に抜擢されるも、ロケ地に向かう途中で交通事故に遭ってケガを負い、『大王の夢』を降板することに。
韓国では芸能人たちが交通事故に見舞われるケースが多々あるが、パク・チュミもそのひとりだった。
そんな彼女が演技者として脚光を浴びることになるのが、韓国では2016年に放映された『オクニョ』だった。チョン・ナンジョン役を見事に演じて、存在感を示したのだ。
2014年には『MISHA』、2018年1月には『GOU:E』など韓国の人気化粧品ブランドの広告モデルにも多数起用され、「本当に40代なのか!!」と騒がれたパク・チュミ。
その姿はドラマ『オクニョ』とのギャップの激しさを感じさせるほど、麗しくて美しい。
『オクニョ』を楽しみながら、パク・チュミにもぜひ注目していただきたい。
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