ガールズグループAFTERSCHOOLの元メンバー、カヒの壮絶な人生が、多くの視聴者の胸を打っている。
カヒは6月16日に公開されたYouTubeチャンネル『新しくしてください』に出演し、幼少期に両親から十分な保護を受けられなかったという傷を赤裸々に語った。「父は家父長的で暴力的、母は生活に余裕がなく、私は母方の祖母に預けられて育ちました。殴るために使われなかった道具はなかった。棒、ベルト、ホースまで使われました」と明かし、「母が父に殴られ、血まみれになった布団を静かに浴室で洗っていた姿が今も鮮明に残っています」と振り返った。この証言は視聴者に大きな衝撃を与えた。
このように壮絶な幼少期を過ごしたカヒは、AFTERSCHOOLを脱退後、事務所からのサポートも途絶え、生活苦と孤独に直面したという。
「本当にどん底まで落ちました。お金がない中で、なんとか捻出して十分の一献金をし、神様にすがって耐える日々でした。少しずつは良くなっていきましたが、それまでは本当に苦しく、切ない時間でした」
人生のもう一つの大きな転機となったのが、次男出産時に起きた緊急事態だった。
別のYouTube番組『ヒョンスはK.will』に出演した際には、「夜中に突然、大量出血して本当に驚きました」と告白。当時は人気バラエティ番組『スターパパ奮闘記！スーパーマンが帰ってきた』の撮影準備中で、スタッフが待機していたという。「自然分娩を希望していたけれど、医師に帝王切開を勧められました。胎盤を突き破って赤ちゃんが出てきたんです」と、緊迫した出産の様子を語った。
出産後の回復もまた、容易ではなかった。「長男の出産後、運動を再開しましたが、お腹にまったく力が入らなかった。空気の抜けた風船のようでした。1日3時間運動して、炭水化物は3カ月間一切摂らずに回復に努めました」と、並々ならぬ努力の過程を明かした。
かつて華やかなステージの中心に立っていた彼女は、現在では育児・家庭・仕事のすべてを自らの手で担いながら、第二の人生を歩み始めている。カヒの正直な告白は、多くの視聴者の心を打った。
なお、カヒは2016年に3歳年下の男性と結婚し、現在は2人の息子を育てている。最近は再びダンスアカデミーを開き、芸能活動の本格的な再始動にも乗り出している。
（記事提供＝OSEN）
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