薬物を使用して自首したラッパーSik-K(本名クォン・ミンシク)が控訴審を前に大型フェスティバルに出演することが明らかになった。
『WATERBOMB SEOUL 2025』の主催側は最近、ラインナップを公開し、7月4日にKINTEXで開催される公演にSik-Kが出演すると発表した。Sik-Kのほかにも、Kep1er、チョンハ、ベクホ、HAONなどの出演が予定されている。
問題視されているのは、Sik-Kの出演だ。Sik-Kは2023年10月1日から9日にかけて、ケタミンおよびエクスタシーを使用した容疑で起訴されており、2024年1月11日には大麻を吸引、さらに1月13日には大麻を所持していた疑いも持たれている。
当時Sik-Kはソウル・龍山区のソウル地方報勲庁近くで、勤務中の警察官に「薬物使用を自首したい」と申し出て、警察の事情聴取を受けた。その後国立科学捜査研究院の精密鑑定で薬物の陽性反応が出たことを受け、検察は彼を在宅起訴とした。
Sik-Kの法律代理人側は、Sik-Kが手術後に発生したせん妄症状によって警察に薬物使用を自首したことを明らかにしながらも、ヒロポンの使用自体は否定した。これに対し検察は公判で懲役3年6ヶ月を求刑した。
5月1日、ソウル西部地裁・刑事7単独のマ・ソンヨン判事は麻薬類管理に関する法律違反(大麻)の罪で起訴されたSik-Kに対し、懲役10カ月、執行猶予2年を言い渡した。また、40時間の薬物再犯予防教育の受講と保護観察も命じている。
Sik-Kは「これほど恥ずかしかったことはない。深く反省している。家族や関係者に報う機会が与えられるなら、心から悔い改めて生きていきたい」と話した。
しかしながら、検察はすでに控訴状を提出しており、裁判はまだ確定していない状況だ。そうした中でSik-Kが『WATERBOMB SEOUL 2025』に出演することが発表され、ファンの間で賛否両論が巻き起こっている。
(記事提供=OSEN)
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