ラッパーNO:EL(ノエル)の意味深投稿が注目を集めている。
NO:ELは3月4日、自身のインスタグラムに「すべて元に戻る。待っていてくれ」と投稿。この言葉は、彼が2023年12月4日に投稿し、固定表示していたメッセージに追加されたものだ。
具体的な説明はなかったが、奇しくも同日には父であるチャン・ジェウォン元議員の性暴力疑惑が報じられたため、この問題を意識した発言ではないかという憶測が飛び交っている。
現地メディアの報道によると、チャン・ジェウォン元議員は2015年11月、釜山のある大学で副学長を務めていた際、秘書に対して性暴力を働いた疑いで告訴され、警察の捜査を受けているという。
これに対し、チャン・ジェウォン元議員は「約10年が経過した今になって告訴されるのは、何らかの陰謀や背景があるのではないかと疑わざるを得ない」と反論。さらに「10年前の資料や記録を探し、法的に対応する」と主張した。
また、「この厳しい状況の中で、不祥事によって党に負担をかけるわけにはいかない」として、「潔白を証明し、戻ってくる」と脱党の意向を示した。
こうした状況の中でNO:ELが発した「すべて元に戻る」という言葉が、父の疑惑に対する支持表明ではないかと解釈されている。
ただ、今回の父の疑惑によって、NO:ELの過去のトラブルにも再度注目が集まった。彼は2017年のHIPHOPサバイバル番組『高等ラッパー』や『SHOW ME THE MONEY 6』に出演し、注目を集めた。しかし、その後、飲酒運転や性売買疑惑などで社会的な批判を浴び、番組から降板。
2019年には飲酒運転の末に事故を起こし、懲役1年6カ月、執行猶予2年の判決を受けた。さらに、2021年9月には無免許で飲酒運転をし、交通事故を起こした上、飲酒検査と身元確認を拒否し、警察官を暴行。この事件で懲役1年の実刑判決を受け、2022年10月に出所している。
父のスキャンダルに揺れる中、NO:ELの発言がどのような意図を持つのか、今後の動向に関心が集まっている。
(記事提供=OSEN)
■NO:ELは議員の息子だから“特別な恩恵”?父チャン・ジェウォンが反論「血の涙が出る」
前へ
次へ