長期にわたり対立した所属事務所ADORへの“全員復帰”が伝えられ、注目を集めるガールズグループNewJeans。数か月以上も“活動ゼロ”の状態が続いたが、依然としてファンの支持は厚いようだ。
【解説】「全員復帰」のNewJeans、待ち受ける“試練”と“償い”
NewJeansは11月14日、仁川(インチョン)インスパイアアリーナで行われた「第2回KOREA GRAND MUSIC AWARDS」(以下、「2025 KGMA」)で、「トレンド・オブ・ザ・イヤー」K-POPグループ部門の受賞者に選ばれた。
「トレンド・オブ・ザ・イヤー」は、1年間実施された「トレンド・オブ・マンス」の累計結果によって決まる賞だ。
KGMA組織委員会は毎月、大衆音楽の各分野でトレンドを先導したアーティストを投票で選び、「トレンド・オブ・マンス」として表彰してきた。
NewJeansは昨年の同授賞式で、大賞に相当する「グランド・アーティスト」含む2冠を達成。今年も世界中の音楽ファンから変わらぬ支持を受け、音楽業界における確固たる存在感を改めて証明した。
NewJeansは2022年のデビューと同時に、世界中でシンドロームを巻き起こした。デビュー曲『Attention』『Hype Boy』を皮切りに、 『Ditto』『OMG』『Super Shy』『ETA』、さらには『How Sweet』や日本デビューシングル『Supernatural』まで、新曲をリリースするたびに韓国国内外のチャートを席巻してきた。
世界最大の音楽ストリーミングサービスであるSpotifyでは、グループの全楽曲累計再生数69億回超。現在もNewJeansの楽曲は韓国国内外チャートの上位に名を連ねているなど、時間が経っても色あせない“NewJeansサウンド”の強さを示している。
なお、NewJeansのメンバー5人は昨年11月に所属事務所ADORとの専属契約解除を宣言し、独自活動に乗り出したが、ADORから提起された専属契約の有効性をめぐる訴訟で今年10月30日に敗訴判決を受けた。
その後、11月12日にADORがヘリンとヘインの復帰を発表し、同日にミンジ、ハニ、ダニエルも法律代理人を通じて復帰の意思を明らかにしていた。
◇NewJeans プロフィール
2022年7月22日にミュージックビデオを公開し、「NewJeans」として電撃デビューした5人組ガールズグループ。2004年生まれのミンジとハニ、2005年生まれのダニエル、2006年生まれのヘリン、2008年生まれのヘインで構成された。デビューアルバム『New Jeans』の発売と同時にライジングアーティストとして急浮上。デビュー曲『Attention』と『Hype Boy』が韓国Melonの「TOP 100」チャートで1、2位を記録した初のガールズグループとなった。またK-POPグループで初めてデビュー曲(『Attention』)がSpotifyの「ウィークリートップソング・アメリカ」にチャートインした。
■【写真】「突然、契約解除された」デビュー直前でNewJeansになり損ねた日本人
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